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【ノーモア! スロープレー】「40秒ルール」も目いっぱい使ったらハーフ3時間超え!

2019年の改正で、大幅にルールが変更になったが、その主な狙いのひとつが「スロープレー」の防止。どんなにゴルフが上手くても、プレーが遅い人は尊敬されない。そこで「ノーモア! スロープレー」と題し、プレーファストに寄与するルールを、ゴルフダイジェストの『ルール早わかり集』から抜粋してご紹介。今回は、プレーにかけることができる時間について。

40秒でも長すぎる?

「時間がかかりすぎて退屈」というゴルフへの評価に、敢然と立ち向かったのが2019年改正ルールだ。

“1ストローク40秒以内”を目安にしようとなった。だがこれは、「どうぞ40秒丸々使ってね」という話ではない。

仮に9ホールのスコア54打の4人がプレーしたら、単純計算で各自毎ホール6打。6打×40秒×4人=960秒で、すでに1ホール16分となる。9ホールにすると2時間24分。

これにボールまでの移動時間やホール間の移動を加えると、3時間はゆうにオーバーしてしまうだろう。お昼休憩を1時間挟むと7時間以上ゴルフ場にいる計算に。これでは楽しいはずのゴルフも楽しめない。1打15秒で打つぐらいの気持ちでプレーしたいところだ。

かつては「ハーフ2時間を守れ」と言われた。そこそこの腕前の4人なら、前が詰まっていなければ1時間半で9ホール回ることも十分に可能。客が少なかった時代の老舗倶楽部では、1日2ラウンドが当たり前。みなさんは、どう時短に取り組みますか?

球探し3分は意外とアバウト

以前より2分減って、現ルールで認められる球探しの時間は3分。とはいえそうキツイ縛りでもない。

ここらへんにあるだろうと思ってから概ね3分。ストップウォッチで計るわけではなく自分で時間経過を判断。もし仲間が見つけてくれたなら、そこまで移動する時間は3分を超えていてもOK。

探し始めてから3分以内に見つけることができなかった場合は、紛失球(ロストボール)となる。本来のルールでは「1罰打を付加して前打位置から打ち直す」必要があるが、競技ではないプライベートのラウンドでは「2罰打を付加して、紛失したと思われる地点の近くのフェアウェイから打てる」ローカルルールを積極的に活用しよう。

「絶対にあるはず」と思って諦めずに探し続けたい気持ちは分かるが、ボールを見つけるのも技術のうち。自分の飛距離、弾道を把握ししっかりとボールのゆくえを追うことで、ロストボールは防げるはず。それでも見つからないならスパッと切り替え、探してくれた同伴者にお礼を言ってサッと次打を打つ。そんなプレーヤーには、きっとプレーファストの神様が微笑んでくれるはずだ。

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