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【らくトレ】Vol.87 「片足立ち&水平ターン」でバランス力と体幹を強化

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、シンプルな動作でバランス力と体幹を鍛えることができるエクササイズを紹介。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Norio Tsuburaoka MODEL/Mirai Takeuchi(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.87

片足立ち&水平ターン


今回はスウィングのバランス力を鍛えるエクササイズを紹介します。最初のステップは片足で立ち、上げた足の裏を内ももに当て、両腕を広げた姿勢でバランスを取ることです。骨盤が傾くことなく、左右のラインを水平にキープできればOKです。まずは左右両方の片足立ちで、この姿勢が作れるかどうかをチェックしてみてください。


姿勢に慣れてきたら両腕をプロペラのように回します。左右90度ずつ回すことができれば理想ですが、上半身につられて下半身まで動いてしまうようであれば、骨盤を固定することを優先してください。10~20度回すだけでも十分に効果があります。右回りで限界まで回したら、すぐに切り返して左回りで限界まで回します。回転角度と回転スピードを変えることで難度を調整することができます。人によって左右差があると思いますので、自覚症状がある場合は自分で回転角度や回転数をアレンジするといいです。

片足立ちのまま両腕を水平に上げ
左右にスウィング

片足で立ち、上げた足の裏を内ももに当て、その状態で両腕を広げてバランスを取るところからスタートします。その際、左右の骨盤のラインを水平にキープすることが大事です。余裕が出てきたら両腕をプロペラのように回します。左右90度ずつ回ると理想です
右回りで90度回ったら、すぐに切り返してスタートの姿勢に戻り、そのまま一連の動きで左に90度回ります。その際、上半身の動きにつられて下半身まで動いてしまう人は、上半身を90度回すことよりも骨盤をしっかり固定することを優先します

ここに効く!
片足でバランスを取りながら上半身だけを動かしますので、背中や胸など上半身の筋肉に刺激が与えられます。また、骨盤が傾かないように下半身を踏ん張りますのでバランス力と体幹を鍛えることもできます

どんな効果が?
今回のエクササイズは軸を意識した回転運動そのものですから、スウィングの動きに直結します。上半身の回転力がアップすると同時に、安定したスウィング軸が身につきます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月23日号より