【スウィング研究】桑木志帆「スペース作りの上手さが安定したフェードを生む」
“超”連続写真館
AIG 女子オープンの4日間でFWキープ率78%超えのスタッツを残した桑木。その安定感の理由は懐の作り方にあった。
PHOTO/Hiroaki Arihara

解説/目澤秀憲
めざわ・ひでのり。金子駆大や永峰咲希を教えるプロコーチ。最新理論を常に学び続け、コーチングに活かしている
右サイドの我慢が
上質なフェードを作る
桑木プロのスウィングの特徴は、インパクトでの手元の低さです。この“低さ”を可能にしているのが、体の右サイドの使い方です。フェードを打とうとしたとき、切り返しで右腰や右ひざがボール側に寄ってしまうとクラブを下ろすスペースがなくなり、手が前に押し出されてフェースが開いたままインパクトを迎えてしまいます。こうなると手元を低く保つことはできません。
しかし桑木プロの場合、スウィング中に体の右サイドが一切前に出てきません。腰に至っては切り返しでアドレス時よりも後方にいるほど。“スペース作り”で、この動きができるからこそ手元が低い所を通り、結果として「つかまったフェード」を打てるというわけです。
もうひとつ注目したいのが、トップの高さです。手がかなり高い位置にあることで縦の動きを作りやすく、出力も上がります。安定性を手元の低さで、飛距離はトップの高さで実現している、飛んで曲がらない最強のスウィングです。

<使用クラブ>
ブリヂストン BX1LS(ロフト9度)
桑木志帆の1Wスウィング
前傾が浅めのアドレスですが、これもスペースを作るための工夫のひとつです。この形であれば前傾をキープしやすく、クラブが下りるスペースを作り出せるというわけです
※スタッツは8月12日現在のもの
月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号より


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