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【読者記者】No.1949 「切り返しの悪いクセが抜けません。飛距離不足の原因でしょうか」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「切り返しの悪いクセが抜けない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Daisei Sugawara THANKS/honobo Golf

読者記者No.1949 上原出之さん

●65歳 ●自営業 ●ゴルフ歴/30年 ●ベストスコア/81 ●平均スコア/92 ●171㎝・62㎏ ●ドライバー飛距離/210ヤード

先生/井上靖

71年生まれ、神奈川県出身。本能的で体にやさしいスウィングを追求。「八王子ニューゴルフ」、「honobo Golf」、「飛鳥ゴルフ練習場」、「相模川ゴルフガーデン」でレッスン中

上原さんのお悩み
「切り返しの悪いクセが抜けない」


切り返しでなかなか左に乗り切れないのと、キャスティングでリリースが早くなるのがどうしても自分では直せません。それが飛距離不足の原因だと思うのですが……


インパクト直前の位置を見ると、重心が右に残っていて、すでにリリースがほぼ終わっている(3コマ目)。本人の自覚通り、もう少し左に乗れるほうがいい

上原 切り返しでいろいろ悪い動きが出てしまって……。

井上 確かに、切り返した瞬間に下半身から伸び上がっている印象です。まず、意識付けとして、切り返しからインパクトまでを順番通り、確実にやってみましょう。トップの位置から、まず左ひざをグッと曲げて体を低くします。次にボールの後ろにヘッドを下ろして、そこからずるずると引きずりながらボールを前に転がしてみてください。


<問題点①>
左に乗り切れず下から伸び上がる

左足に乗れないままリリース動作に入ってしまうため、インパクト直前の位置で下半身が伸び上がった状態になっている

<問題点②>
ヘッドを押し付ける圧力が強い

グリップの右手部分が3カ月で削れてしまうという上原さん。右手(=ヘッドを地面に押し付ける圧力)が強すぎる証拠

上原 左に乗る感覚ってこれなんだ、という感じがします。

井上 それと、右手が強いと、切り返しでキャスティング動作が起きやすくなりますから、右手はなるべくギュッと握らないようにしてください。練習では、右手の人さし指と親指を外した状態で打つといいです。

上原 左で引っ張れれば、右手は支えるだけでいいんですね。

記者「キャスティング動作が直らないんです」
プロ「左足を踏み込んでから手元を下げましょう」

切り返しでキャスティング(切り返し直後に手首をほどいてしまう動作)が起こるのは、①左足の踏み込みが不十分なこと、②右手のグリップが強すぎること、の2つが主な原因。①については左足の踏み込み→手を下げるという「順番」を意識することが大事

先にヘッドを着地させて引きずる。
下半身の伸び上がりが少なくなってきた

切り返しでまず下半身を下げ(左ひざを曲げ)、リリース動作に連動して左ひざを伸ばしていく感覚があると、キャスティングやそれに伴なうアーリーリリースが起きづらくなる。下ろしたヘッドを引きずってボールを転がすドリルが効果的

Drill 1
右手を「L字」に開いて打つ

右手の指を2本外してボールを打つ。左サイドでスウィングをリードする形ができるようになると、問題なく打てる

Drill 2
ボールを右に置いて低い球を打つ

低い球を打つ形は、アーリーリリースになり得ない。したがって、意図的に低い球を打つ練習をすることで、インパクトの形が整ってくる

<取材後記>
体が右に残らなくなった
「L字ドリル」で、すぐに体が右に残らなくなる感じがありました。右手グリップが削れるのが気になっていましたが、スウィングにどれだけ悪さをしていたのかを痛感しました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年9月号より