Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【たま~に80台で回りたいッ!】Vol.59「シニアにとっては長め! 6400ヤードを攻略する」

【たま~に80台で回りたいッ!】Vol.59「シニアにとっては長め! 6400ヤードを攻略する」

飛距離が出なくても、練習量が少なくても、たま~に80台で回るゴルフは十分に可能! コラムニストの木村和久がシニアのための89ビジョンを指南。

ILLUST/Shinichi Hoshi

>>前回のお話はこちら

先日、さる名門コースに行き、レギュラーティーで6400ヤードほどの距離をラウンドしました。メジャートーナメント開催コースゆえ、距離が長くてタフなのです。料金も高めで、歩きプレーだから疲れます。もちろんスコアも距離が長いぶん叩きました。

けれど、たまにそういう所に行き、昔は普通に打っていた距離をラウンドするのも悪くないです。今回はシニアゴルファーが挑む、長い距離コースの攻略法を考えます。


ボギーオンゴルフの実践

レギュラーティーで全長6400ヤードの距離は、現在のレギュラーティーの主流6100ヤード以下と比べると、300ヤードほど長いです。たかが300ヤード、されど300ヤードです。これだけ距離が長いと、ノーミスで打ってもパーオンせずでボギーの嵐、これがしんどいです。

そのなかで狙いどころを探します。コースごとの距離を見ると、350ヤードほどのパー4が3つ、あと短いパー5が1つありました。この4ホールがパーオン可能ですか。加えてパー3は150ヤード以下が2つあり、合計6ホールが理論上パーオンを狙えると判断しました。

逆に言うと18ホール中12ホール、約7割弱がしっかり打ってもパーオンせず。ショットがノーミスでも、やっとこボギーです。

そんな状況で、シニアのおじさんは暗たんたる思い、さてどう攻略しましょうか。

長いコースはハンディあり

レギュラーティーで距離の長いコースは、シニアにとってバックティーでラウンドするようなもの。でも、ものは考えようです。ハンディキャップをもらいましょう。

18ホール中12ホールが、ノーミスで上がってもボギーでしょ。つまりパー72にハンディ12を足して計算すれば良いのです。結果84がシニアのパープレーになります。

これはシニアのベストスコアに近いです。個人的には2年前に6100ヤードほどのコースで82を出しています。結構当たっていますね。

残り180Yは刻み

パープレーを84と設定しても、戦略的な向上をしないとスコアアップは望めません。そこでグリーン周りの考察です。

ティーショットが決まり、残り180ヤードでパーオンという状況があるじゃないですか。個人的にはセカンドショットの最大飛距離は5番ウッドで170ヤード、いくら飛んでも175ヤードかな。

グリーンに5ヤード足らずの意味、お分かりですか? グリーン周りのバンカーにつかまる確率がかなり高いのです。今回も2回そんなケースがあり、その1回はバンカーに入ってからホームランで“BtoB”の往復ビンタでした。こりゃあアカン! あわよくば今日イチのセカンドショットが打てて、180ヤードをパーオンするんじゃないか。男だろ、ロマンを求めないでどうすると一瞬思いますよね。

でも現実は厳しい。ここは150ヤードほどを打ち、刻むのが正解です。でもこれがなかなかできない。池越えでもない平らなフェアウェイで刻むなんて。ここはグリーンを狙ったふりをして、わざと1番手短いクラブを持ち、薄かったとつぶやくしかないか。冗談はさておき、ここは刻み一択です。

アプローチ戦略

刻んでボギーオン戦略となると、次の課題はアプローチです。基本100ヤード以内は、ピン位置がどこだろうと確実に乗せたいところです。

1本のウェッジで器用に打ち分ける人もいますが、凡人には真似できません。最近やりだしたのは、細かく番手で分ける作戦です。ヤマハの『UD+2』はPW、AW、AS、SWの4本で打ち分け、さらにスチールシャフトのSWに、60度のSWとウェッジ6本態勢って、どんだけ持ってんだ。

打ち方は50ヤードならAWのハーフショット、弱めならASで打つとかね。そこは自分なりの打ち分け術を駆使し、グリーンに乗せる確率を上げるしかないです。

アプローチは寄せワンパーを取りたいから50ヤード以内の精度向上に注力しますが、飛ばないシニアはむしろ50~100ヤードを乗せることを意識すべきかな。今回はなんとか90で上がれました。たまに距離の長い名門コースをラウンドするのはありです。それはどう打てば良いかすごく考えるから。

ゴルフは考えないとダメになるスポーツ。簡単にパーオンできるコースばかりラウンドしてると、頭の老化が進みますぞ。

教える人/木村和久

「89ビジョン」をはじめ様々なゴルフの楽しみ方を提案するコラムニスト。ベストスコア75。01年鶴舞CCキャプテン杯優勝。ゴルフ歴は35年。現在は扶桑CCのメンバー

週刊ゴルフダイジェスト2026年6月9日号より