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【読者記者】No.1934「アプローチで球が上がりすぎてショートすることが多い。しっかり目標まで届かせるには?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「いつもアプローチが打ち切れない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/Bull Golf

読者記者No.1730 髙野正行さん

●68歳 ●ゴルフ歴/5年 ●ベストスコア/94 ●平均スコア/98 ●174㎝・65㎏ ●ドライバー飛距離/210ヤード

先生/加藤颯

98年生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、競技ゴルフに転向し、わずか2年でPGAティーチングプロ実技試験合格。ツアープロを目指しつつ、レッスン活動を行う。オールデイゴルフ所属

高野さんのお悩み
「いつもアプローチが打ち切れない」


アプローチで思ったよりも球が上がってしまってショートすることが多いです。どうしたら目標に届かせられますか?


ダウンスウィングの終盤で完全に右手のリリースが終わっていて、インパクト後は右手首がコックと逆方向に曲がっている(フリップ動作)。これだとインパクトロフトがつきすぎてしまう

髙野 思ったより上がっちゃって、落としどころの目標に届かないことが多いんです。

加藤 ダウンスウィングに入ったときにすぐリリースしてしまって、右手首がフリップした状態(手の
ひら側にスナップさせる動き)で当たっています。ロフトが強烈に増えて当たるので、どうしても球は上がっちゃいます。

髙野 そうなんですね。自分では気づいてませんでした。

加藤 右手1本でクラブを振って「9時」くらいのところで切り返してみてください。切り返した直後にコックが最大になるのがわかりますか? その手首の曲げ角度をキープしたまま下ろしますが、そのままだとボールに届かないので、自分が左に動いて最下点を左にずらします。そうすると、ハンドファーストかつロフトが立って当たるので、球が上がりすぎずにしっかり距離を出せます。

<問題点>
早い段階でコックがほどける

切り返しで左への踏み込みが不十分だと、まずアンコック(手首のリリース)からダウンスウィングが始まる。これだと球が必要以上に上がりやすくなる

記者「上がっちゃってショートが多いです」
プロ「切り返し後のコックを長くキープしましょう」

手首を固めずに柔らかく使うと、切り返し直後にコックが最大になる。このコックをできるだけ長い時間キープして下ろすことで、無駄にインパクトロフトを増やさずに、やや低めの弾道で打っていける。また、切り返し時にしっかり左に踏み込むことで、ハンドファーストでインパクトしやすくなる

左腰でクラブを引っ張って打つ
右手の使い方がわかってきた!

右手1本で振ると、切り返し時のコックを感じやすい。ダウンスウィングを確実に左足の踏み込みからスタートするため、トップでクラブを押さえてもらう(写真左)。左に踏み込んだところでクラブをフリーにすると、自然な形でハンドファーストインパクトになる(写真右)

Point
左足を踏むと同時に左腰を後ろに引く

切り返しの瞬間、左足を踏み込み、地面からの反動を受けて左腰の回転をスタートさせる。左腰を真後ろに引く意識を持つと、うまく回転させられる

Drill 1
左足1本で立って打つ

左足1本で打つことで、切り返しで左足を踏み込む感覚、そこから左足を軸にして回転しながら打つ感覚の両方を同時に感じられる

Drill 2
ティーアップしてクリーンに打つ

高めにティーアップして、なるべくティーに触らないようにボールだけをクリーンに打つ。ヘッドをやや上から入れて、ハンドファーストに打つ感覚がわかる

<取材後記>
重心のことは考えてなかった
ドリルをいろいろやってみて、今まで全然、左に乗れてなかったことがわかりました。左に乗って、重心を左に動かすことの大事さが初めてわかった気がします。

月刊ゴルフダイジェスト2026年4月号より