【小祝さくら ゴルフときどきタン塩】Vol.20 なんも、なんも。全部大好きほっかいどう
小祝さくら「ゴルフときどきタン塩」
国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも「連続出場」歴代4位の記録を持ち、数多くの優勝を重ねる実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。
PHOTO/Satoru Abe ILLUST/オギリマサホ
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- 国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも「連続出場」歴代4位の記録を持ち、数多くの優勝を重ねる実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。 PHOTO/Satoru Abe、Hiroaki Arihara ILLUST/オギリマサホ >>前回のお話はこちら 小祝さくらは、……
小祝さくらは、地元が好きだ。
「土地として好きですね。気候とか家の感じとか、雰囲気がめっちゃ好きなんですよ。細かく話をするとまず、道が広くて、渋滞していなくて、一軒家の土地なんかも広いじゃないですか。東京みたいにごちゃごちゃしていない。あとは、春と夏と秋と冬の差があって、けっこう面白いんです。雪もけっこう好きです」
「みんなよく、『雪のときは絶対大変だよね』と言うんですけど、その雪が全然苦ではないですし、冬は家のなかはすごくあったかいんですよ。関東なんかは冬はけっこう寒くて、それで夏は暑いじゃないですか。やっぱり北海道は涼しいのもいいんです」
7月に入り暑い日々が続くなか、小祝がおっとり北海道の自慢話をすると、北海道の雄大で爽やかな景色が目の前に現れるようだ。
「あとは、北海道は空気が綺麗なのもいい。水も美味しいし、食事も美味しい。北海道以外が北海道に勝てることはないんじゃないかと思うくらいです」
でっかい北海道で育ったさくらには、住みたい家が明確にある。
「理想の家があります。テーマは海外風。アメリカンな家です。なんていうのか、カッコいい系じゃなくてかわいいカントリー系の家。白やグレーを多く使った家です。海外は階段などの造りや入り口やリビングの広さが日本と全然違いますよね。それに家の入り口を階段にしたければ、家の広さがけっこう大事なんです。玄関も広くて、駐車場も広くて。北海道でもまあ、田舎でしかできないんですけれど」
大自然のなかの大きな家。小説の世界が浮かぶようではないか。ただし、北海道のコースはそこまで得意ではないと苦笑い。
「洋芝が苦手で。毎年そう思うんです。小樽CCなんかも戦略性が高くてすごく難しいですし。でも芝は難しいけど、懐かしい感じもします」
地元での勝利を期待されることは、嫌ではないらしい。
「以前はプレッシャーもあったんですけど、今はあまりない。というか、なんも気にしてないですよ(笑)」
‟なんも”は北海道弁である。小祝が口にすると、なんだか優しい。
「コースが難しいことは誰もがわかっていることなので。それに地元優勝というのが難しいのもわかっています。だから、プレー中はそんなに意識してやっているわけではないんです」
この夏も、北海道で多くの試合が開催される。‟平常心”で優勝を目指すと小祝。
「普段どおりプレーすることができれば。頑張ります」
地元の人たちの声援のなかでトロフィを掲げ、地元の人たちの笑顔に囲まれて勝利を祝いたいと心から感じているのは、ほかならぬ小祝さくら自身なのだ。

さくらが育ったコース、札幌リージェントゴルフ倶楽部で。北海道らしい白樺の木と赤い屋根のクラブハウス。この景色に溶け込んでいる

こいわい・さくら。1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、17年のプロテストで合格。19年初優勝を飾り、6年連続で優勝を果たしており「黄金世代」を引っ張る存在だ。「私、おっとりしているように見られるんですけど、そうでもないんですよ」
週刊ゴルフダイジェスト2023年7月25日号より


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