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【ゴルヨガ】Vol.60「舟のポーズ」で前傾キープに必要な体幹の筋力を強化!

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、座った状態で両脚を上げることで、体幹と股関節を強化するポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

>>前回のメニューはこちら


メニューNo.60

「舟のポーズ」で
体幹強化


今回は腹筋を使った「舟のポーズ」をアレンジしたメニューです。オリジナルはかなり難しいので、背中にボールを置くと難易度が調整できます。ボールがなければ、枕やタオルなどでもOKです。

ボールを背中に近づけると難易度が上がり、遠ざけると難易度が下がります。ポーズ2は背中のボールを外していますが、最初は置いたままで行うのがおすすめ。背中を伸ばしたまま姿勢をキープできる角度で行うのがポイントです。


Pose 1
背中にボールを置いて舟のポーズ

ひざを曲げた状態で座り、背中にボールを置き、寄りかかった姿勢でスタート。背中を伸ばしたまま両脚を持ち上げます。ひざもひじも真っすぐが理想ですが、ひざは少し曲がってもいいです。1呼吸(2~3秒)でV字姿勢を作り、2呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。これを5回繰り返します。(4呼吸×5回)

Pose 2
舟のポーズから上半身ツイスト

ポーズ1の3の姿勢からスタートします。背中を伸ばしたまま上半身をツイストし、両腕を左右に広げて胸を張ります。1呼吸で両腕を広げ、1呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。上半身を左にツイストしたら、今度は右にツイストします。これを左右交互に4回ずつ行います。(3呼吸×左右4回)

●どんな効果が?
背中を伸ばしたまま両脚を持ち上げると腹筋に刺激が入ります。股関節の付け根にも刺激が入り、前傾姿勢のキープに必要な筋肉を満遍なく鍛えることができます

●スウィングのココが改善!
丸まった背中に刺激が入りますから、上半身の前傾姿勢を維持する効果があります。前傾姿勢が維持できるとスウィングの再現性が上がり、インパクトが安定するので飛距離アップも見込めます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2025年7月22日号より