【ゴルヨガ】Vol.36 冬は背中が丸まりがち! 前傾キープに効く「弓のポーズ」
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、寒い冬で丸まりがちな背中を反らせて、猫背解消に効果的なポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
メニューNo.36
「弓のポーズ」で
背面全体を刺激
今回はヨガの「弓のポーズ」をベースにしたポーズを紹介します。ポーズ2がまさに「弓のポーズ」で、ポーズ1は片手&片足ずつ行うものです。体が硬い人向けに難度を下げましたので、ポーズ1から取り組んでみてください。お尻、腰、背中など、体の背面全体に刺激が入ります。
冬は寒くて体が縮こまり、背中が丸くなる季節です。ですが、猫背はゴルファーの天敵ですから「弓のポーズ」で猫背をしっかり解消しましょう。
Pose 1
片手&片足で「弓のポーズ」
うつ伏せに寝た姿勢でスタート。右ひざを折り曲げて右手を伸ばし、右足を持ちます。そして左手と左脚を伸ばします。1呼吸(2~3秒)で上げ、2呼吸キープし、1呼吸でうつ伏せ姿勢に戻ります。それを5回繰り返します。右手&右足を5回行ったら左手&左足も同様に行います(4呼吸×左右5回)
Pose 2
両手&両足で「弓のポーズ」
ポーズ1は片手&片足で「弓のポーズ」を作りましたが、ポーズ2は両手&両足で作ります。両ひざを折り曲げ、右手で右足、左手で左足を持ちます。そして体を反らせます。腰だけで反ると腰を痛めるのでお尻をしっかり締めることが大事です。2呼吸キープを5回繰り返します(4呼吸×5回)
●どんな効果が?
お尻、腰、背中など体の背面全体に刺激が入ります。前傾姿勢を維持する際に力が入りにくく、緩みやすい部位が引き締まり、スウィング中の体のバランスがよくなります
●スウィングのココが改善!
ゴルフはアドレスからインパクトまで前傾姿勢を維持することが大事ですが、それにはある程度の背筋力が必要です。このポーズは体の背面全体に刺激が入るので、姿勢維持と飛距離アップに効果的です
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2025年1月21日号より