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【ギア選びのウソホント】Vol.206「FWやUTのロフトの選び方」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

「FWやUTのロフトは、どう選べばいいのでしょう?」と、よくアマチュアの方に質問されます。16.5度の次は21度、というようにロフトの数字だけで決めるのではなく、できれば、フィッティングで計測データを取りながら、自分に合ったロフト選びをしていくことをおすすめします。

弾道データで注目したいのは、ボールの最高到達点の高さ。この高さを、アイアンも含めて各番手で揃うようにすることが、自分に合った番手やロフト選びにつながります。「ウェッジのほうが、最高到達点が高くなるのでは?」というふうに思われる人も多いのですが、実はウェッジ、アイアン、UT、FW、ドライバーと長い番手になるほど最高到達点は先に(遠くに)なりますが、きちんと打てれば、同じ高さに揃うものなのです。

最高到達点の高さが揃うようにロフトや番手を選ぶことで、最適な落下角度を得ることができます。16.5度のFWを選ぶ場合、ドライバーのように飛距離性能を重視するゴルファーが多いですが、本当は落下角度40~45度くらいを確保して、グリーン上で止められる性能を重視したい。そのために、弾道の高さやスピン量、落下角度などの弾道データをきちんと計測する必要があるのです。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年11月5日号より