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【企業ゴルフ選士】Vol.8 NECネッツエスアイ・山口正雄さん「競技も仕事のゴルフも100%楽しんでます!」

戦うだけのゴルファーではなく、会社に認められ、選ばれたゴルファーである“企業ゴルフ選士”をクローズアップ。今回の選士はNECネッツエスアイの山口正雄さん。

ORGANIZER/Hironori Kogure PHOTO/Tsukasa Kobayashi THANKS/北谷津ゴルフガーデン


今週の選士

NECネッツエスアイ・営業統括本部
パートナーソリューション営業本部
第二営業部課長
山口 正雄さん


社会人2年目でゴルフを始め、36歳で競技デビュー。同社ゴルフ部の創設メンバーでもあり、日経カップにも安定して出場するレギュラーのひとり。現在はスウィング改造に奮闘中

NECネッツエスアイ

「コミュニケーションサービス・オーケストレーター」として、企業、通信事業者、官公庁や社会インフラ事業者といったさまざまな顧客に対し、SIから施工・サービスまで幅広い事業で価値を提供

元野球少年の
競技ゴルファー

30歳でコンピューター周辺機器メーカーからNECネッツエスアイに転職し、同社ゴルフ部の立ち上げメンバーとしての役割も担った山口正雄さん。現在レギュラーとしてスコア面でも貢献すべく奮闘しているが、競技ゴルファーとしての歴は長くない。

「子どもの頃から野球をやっていて、高校、大学は野球部でした。ゴルフは社会人2年目から。ただ転職前は野球部に所属していたので、どちらかといえば野球がメインでしたね」

月1ラウンドでスコアは85〜100前後だった山口さんだが、転職を機にゴルフ一本に絞ることになる。

「投手をしていたのですが、肩がきつくなってきて。それと野球後にゴルフをするとスライスが止まらなくなるんです。そんな経緯もあり、ゴルフ一本に絞ろうと。同時期に太平洋クラブのメンバーになりました」

ラウンドは週1ペースと加速したが、仲間とのエンジョイゴルフがメイン。そんな山口さんだったが、社内で日経カップの話が持ち上がったことで、ゴルフとの向き合い方に変化が訪れる。

公式戦に出て知った
競技の魅力

「7年前、会社内で日経カップに出ようという声が上がったんです。試合にはエントリーフィーやラウンド代などが必要になりますが、会社に“部”として認められたら補助が出ることを知り、立ち上げの申請をしました。ただそこからが難航しましたね。当初は他の人気競技と比べると一般性も低くお金もかかることから、一部の人間の遊びだという判断だったのでしょう」

しかし諦めることなく会社へプレゼンを続けた結果、晴れて会社に認められ、翌年にはNECネッツエスアイゴルフ部が創設。山口さんはそこで初めて競技ゴルフと接し、その魅力を知ることになる。

「以前は競技にそれほど興味はありませんでしたが、初めて公式戦に出たとき、フェアなルールのもとでプレーするのが新鮮で楽しかったんです。それまではルールも適当にやっていた面もありましたし、どんな状況でも常にピンを狙うようなゴルフでした。日経カップ以外は地方で開催される小規模な大会しか出たことはありませんが意識が変わりました。普段のラウンドも試合を意識し、考えてプレーするようになり、以前と比べスコアはまとまるようになってきました」

競技はもちろん仕事のゴルフも
「楽しくて仕方ない」

36歳で競技ゴルフの魅力を知った山口さんだが、「とはいえ全然ストイックではないんですよ」と本人。

「入社以降ずっと営業畑にいることから取引先のお客様から呼ばれるコンペも少なくありませんが、目いっぱい楽しませていただいています。ティーも前ですし、独自ルールも割り切って。競技も同様で、社会人からゴルフを始めた私がジュニア時代からやってきた人に敵わないのは当然です。だからトップを目指すというよりは、何とかついていければいいと割り切っています」

山口さんのモットーは“楽しんで”やること。これはゴルフ部も同様で、結果だけを気にして険悪になることなく、和やかな雰囲気に居心地の良さを感じているという。

「でも1回くらいは予選を通過したいじゃないですか。その目標達成策の一環として今年から小暮(博則)プロにゴルフ部のコーチをお願いし、部全体のレベルアップに取り組んでいます。私もずっと自己流のゴルフをしてきたので、これを機にスウィング改造をお願いしていて。楽しくゴルフを続けながら、大会でもある程度の結果を残せるようになれば一番いいなと思っています」

ゴルフ歴20年、山口さんはこれからもゴルフのすべてを楽しむ意欲にあふれている。

山口正雄さんの14本セッティング

徹底的に比較して、本当に気に入ったものを使う山口さん。「PXGのドライバーとアイアンは試打会のときにフィッティングしてもらいました。硬め・重めが好きで、ドライバーのシャフトはXXに近いスペックで、アイアンはX100です」

週刊ゴルフダイジェスト2024年10月15日号より