【マシュー・ウルフ】300ヤード超え連発! オオカミ並みの瞬発力でかっ飛ばす、超個性派スウィンガー
プロデビューするや否や、あっという間に初優勝を果たし話題をさらったウルフ。その特徴あるスウィングを大解剖。
胸が広がるように切り返して、平均飛距離324ヤード
自分のところにきたときから個性的だったけど、変える必要はないという話をした。野球のピッチャーと一緒で、切り返し~右肩を高い位置で保つようにして、胸が広がるように打つといいとアドバイスしています。(ジョージコーチ)
側屈の伸縮を活かしてスウィングプレーンに乗せる
【アドレス】“トリガー”を作ってからスタートするといい
ウルフの特徴が、一度腰をクッと回転させるリハーサルを行うこと。ジョージはこれを“トリガー(引き金)”と呼び、スタートのきっかけに
【バックスウィング】左足はヒールアップ、右ひざは伸ばす
クラブはタテに上げ、左足はヒールアップし右ひざは伸ばして背中は飛球線を向く。目標に倒されるような感覚で正解とのこと
【切り返し】足を踏み込んでパワーをため込む
ヒールアップした左足を踏み込む。ひざは流さず、一方で股は広がる。腕は前傾より前に下ろすイメージで勝手にクラブはインから下りる
【ダウンスウィング】右わき腹で我慢して右肩を下げない
ねじれが最大になるように、右肩を高く、側屈を使っていく。胸が広がる(伸展)イメージ。腰は高さをともったままどんどん回す
【ダウンスウィング】ため込んだパワーをここで一気に解放
お尻側に飛ぶようにしてふところを作り、そのスペースに手が下りてきてリリースが始まる。右足かかとが浮くことで右腰の高さを維持
【フォロー】踏み込んだ足を回転していく
左ひざが伸びていきながら、左足つま先を支点に回転。「プッシュ(押す)」する動きで、ためたパワーを一気に球にぶつけている
PHOTO/Tadashi Anezaki
月刊GD2019年12月号より
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