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【ゴルフせんとや生まれけむ】岩隈久志<後編>「飛ばさなくていいと思ったらスコアが安定するように。義父ともいい勝負になってきました」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続き元プロ野球選手の岩隈久志

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20代のころはスコアがなかなか伸びませんでしたが、30代になってからようやく安定してきました。その理由はドライバーをあまり振らなくなったことです。結局、スコアが悪くなるのはドライバーのOBが一番響きます。ティーショットがコース内に残れば何とかなるので、ドライバーを振らずにコントロールできるようになったことで、スコアが良くなっていきました。以前はドライバーが当たれば300ヤード飛びましたが、やっぱり曲がっていました。今は250~270ヤードの間で、飛ばなくてもいいからコース内に残ってくれ! と、祈りながらのプレー(笑)。

ベストスコアの74が出たのも、ドライバーを振らずにコントロールすればスコアが良くなるのがだんだんわかってきた時期でした。マリナーズのアリゾナキャンプ中にPGAツアー開催コースのTPCスコッツデールでプレーしたときだったと思うのですが、その日は何もかも調子がよくて、パーオンが続いたり、パーオンを逃しても1パットだったり、どこかでバーディが取れたりしました。そんな日ってありますよね。


20年に現役を引退してからラウンドの機会が増えました。21年はまだ日本とアメリカを行ったり来たりしていたのですが、22年は日本に1年間ずっといたので、月3回くらいのペースでラウンドに行けるようになりました。一緒に行くのは義父(元プロ野球選手・野球指導者の広橋公寿氏)が多いです。22年に「青山東京ボーイズ」という中学硬式野球チームを創設し、義父に監督をお願いしているので、土日は練習や試合で行けませんが、平日に行っています。

義父は65歳ですが、今でもドライバーで250ヤードは飛びますし、アプローチとパターも上手。20年前はドライバーを300ヤード飛ばし、毎回パープレーくらいで回っていました。プロ野球を引退した後、シニアプロを目指したほうがいいんじゃないかと誘われたほどの腕前です。どうしたらこんなに上手になるんだろうと思いながら、ずっと一緒に回っていました。最近は、さすがに昔ほどは飛ばなくなりましたし、ときどき曲がるようにもなってきましたから「今ならちょうどいいぞ」と思いながら一緒にラウンドしています(笑)。この間、初めて1打差で勝たせてもらいました。

義理の弟もゴルフが上手で、競技にも出ています。20年前は僕と同じようなレベルだったので、いつの間にという感じなんですけど(笑)。仕事をうまくやりくりしてゴルフの時間を作っているようです。実は、彼の小学校4年生の息子もゴルフを始めているんです。僕の甥っ子になるのですが、ゴルフが本当に大好き。すごく頑張っていて、始めてまだ2~3年なのに東日本の大会で上位に入ったりしているみたいです。すでにスコアでは勝てません。いや、バックティーから回れば勝てるんですけどね(笑)。でも、そういう人たちが周りにいるので、自分もゴルフを楽しみながらスコアも追い求め、いつかはパープレーで回ってみたいですね。

岩隈久志

1981年、東京都生まれ。99年ドラフト5位で近鉄に入団。01年から1軍で活躍。04年オフに金銭トレードで楽天に移籍。11年オフに海外FA権を行使してシアトルマリナーズに移籍。NPB107勝、MLB63勝、日米通算170勝。ベストスコア74

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月10・17日合併号より