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【週刊GD12/14号 特別動画】3種類の「吉田ロープ」使い方をチェック

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  • 地面反力を使うと飛ぶ、という話はよく聞くが、ちょっと難しそう……。ところが吉田直樹コーチは「コツさえつかめば、誰でも取り入れられますよ」と言う。地面を踏み込んだ反力という「体の外の力」を使うため、体への負担が少なく、筋力も必要ないというこの打ち方は、アスリートだけでなく、シニアや女性にも最適。さっそくマスターして、さらなる飛ばしを手に入れよう! PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/高室池GC 解説/吉田直樹 よしだなおき。1978年生まれ。兵庫県出身。幼少期からアメリカで有名コーチの指導を受けた。現在、谷原秀人プロ、上井邦裕プロ、石川明日香プロのコーチを務める。兵庫県・芦屋で室内練習場「ラ・キンタ」を主宰 まずは自分の軸足を知ろう GD 地面反力を使えば飛距離を伸ばせるといいますが、ごく普通のゴルファーやシニア世代には難しいのでは? と考える人も少なくありません。吉田 地面反力は、プロやトップアマだけの特権ではないんです。むしろ、一般ゴルファーのほうが積極的に取り入れてほしい技術です。GD どうすれば自分のスウィングに取り入れることができるんでしょうか?吉田 ゴルファーにはそれぞれ軸足があって、右足を軸足にして振っているのか、左足が軸足なのか、あるいは両足を均等に使っているのか、3タイプに分かれます。地面反力を使うには、まず自分の軸足を知ることが大切なポイント。軸足をグッと踏むことによって、地面反力が発生するわけですから、どちらの足を踏めばいいのかがわかります。GD なるほど。吉田 右足立ちで打つ、左足立ちで打つ、両足をそろえて打つ、と3種類の打ち方をやってみてください。どの振り方がいちばんスムーズに振れるかで、そのゴルファーの軸足が判明します。 3種類の打ち方であなたの「軸足」をチェックしよう CHECK1右足1本で立ってボールを打つ 「左足を後ろに引いて、右足1本でバランスを取りながらボールを打ってみます。この打ち方が打ちやすいと感じる人は、右足を軸足にしてスウィングしています」(吉田) CHECK2左足1本で立ってボールを打つ 「次に、右足を後ろに引いてつま先立ちになり、左足1本でバランスを取りながらボールを打ってみます。この打ち方がスムーズに打てるなら、左足を軸足にしている証拠です」 CHECK3両足をそろえてボールを打つ 「最後は、スタンスを極端に狭く、両足をそろえてボールを打ってみます。この打ち方がいちばん振りやすいと感じる人は、両足をバランスよく使ってスウィングしています」 「軸足」が分かったら次はこちら“タイプ別”正しい踏み込み方 週刊ゴルフダイジェスト2021年10月26日号より こちらもチェック!
  • TEXT/Daisei SugawaraPHOTO/Blue Sky Photos、Tadashi Anezaki、Kousuke Mori、Takanori Miki、Hiroyuki TanakaTHANKS/ゴールデンクロスCC、PGST トッププロは、なぜ軽々300Yも飛ばせるのか。もちろん体力面の違いはあるが、それ以上に重要なのが、自分に合った動きができているかどうか。自分のタイプに合った動きができれば、300Yとは言わないまでも、250Y飛ばすことは十分に可能。まずは、どのようなタイプがあるのか、どうすれば自分のタイプが分かるかを教えてもらおう。 飛ばしの体使いには2つのタイプがある 解説/吉田直樹 よしだなおき。幼少のときからアメリカにてゴルフを学ぶ。最先端理論LPスウィングを提唱 300ヤード級の飛距離を持つトッププロだが、その体の使い方は大きく2つのタイプに分けられると吉田直樹コーチは言う。「たとえばダスティン・ジョンソンは、ずっとフェースを閉じたまま体の回転を止めずに打っていく『Aタイプ』、一方ローリー・マキロイは、フェースの開閉を使いながらヘッドを走らせる『Bタイプ』です。Aタイプは、インパクトゾーンでフェースがスクエアな時間が長くなるので、再現性が高い。Bタイプは、リリース時のパワーが大きくなる分、1発の飛びに期待できるというメリットがあります」 Aタイプ:フェース開閉を使わず体の回転で打つ トップでフェースを閉じ、そこからずっとフェースを閉じたまま打つ。右ひじが曲がったまま、ハンドファーストで、左腰が大きく開いたインパクトが特徴。Aタイプの主な選手:ダスティン・ジョンソン、セルヒオ・ガルシア、ジョン・ラーム 【Aタイプの基本】フェースの向きが変わらない インパクトゾーンで常にフェースが閉じた状態のため、球に効率よく力を伝えることができ、かつ曲がりにくい 【特徴1】トップでフェースが空を向く フェースを閉じたままテークバックすると、クラブは低く、インサイドに引かれやすいため、トップは低めになる。トップでフェースが空を向いていたらフェースがしっかり閉じている証拠 【特徴2】右ひじを曲げたままインパクト 右ひじを曲げたまま、体にくっつけてインパクトするイメージ。そのため、右サイドの側屈(わき腹を縮める動き)を強く使う Bタイプ:体の回転を止めフェースを返しながら打つ ダウンスウィングの途中から、体の回転を腕とクラブが追い越し、ヘッドのリリースを使ってインパクト。スウィングの中で、フェースは自然に開閉し、ボールをつかまえる。Bタイプの主な選手:タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ・ジョーダン・スピース 【Bタイプの基本】フェースの開閉を使ってヘッドを走らせる 自然な右手首の動きで(背屈させないで)上げていくため、テークバックではフェースが若干開き、ダウンスウィングでは閉じながらインパクトを迎える 【特徴1】トップでフェースが斜め上を向く トップで右手首が背屈しないので、手の位置に対して、ヘッドが高い位置に収まる。フェース面は真上ではなく斜め上を向く 【特徴2】右ひじを伸ばしながらインパクト ヘッドをフルリリースしてインパクトするので、右腕が伸びて当たる。重心をやや右サイドに残すことで、ヘッドとの引っ張り合いが生まれる あなたはA? B?3つの項目でセルフチェック! 解説/ノリー堀口 米ゴルフダイジェストのゴルフアワードが選ぶ「全米トップインストラクター」の1人、マイク・アダムスに師事。ゴルフスタジオPGST主宰 フェースの開閉を使わず体の回転で打っていく「Aタイプ」と、体の回転を抑えフェースの開閉を使って打っていく「Bタイプ」。自分にはどちらのタイプが適しているかを知らないまま、違うタイプの動きを採り入れてしまうと、不自然なスウィングになってしまう。そこでノリー堀口プロに、簡単に判別できる方法を教えてもらった。「当然ですが、体は1人1人違います。例えば前腕と上腕の長さ。上腕が長い人は、腕が肩よりも低い位置から下り、フェースの開閉を抑えて打つタイプが合います(=Aタイプ)。逆に前腕が長い人は、腕が肩よりも上から下りてフェースを返しながら打つタイプが合います(Bタイプ)。簡単なスクリーンテストを3つ紹介するので、ぜひやってみてください」 スクリーンテスト1上腕と前腕の長さを比較 前腕:こぶしの頂点からひじまでの長さ上腕:肩峰(骨の出っ張り)からひじまでの長さ写真のように手の甲を外に向けた状態で腕を90度に曲げて測定。前腕はこぶしの頂点からひじまで、上腕は肩峰からひじの先までを測る●モデル:佐藤愛美 ●前腕<上腕……Aタイプ(開閉が少ない)●前腕>上腕……Bタイプ(開閉が多い) タイプによって腕の下ろし方が変わる前腕が長い人は、腕が肩よりも上から下り、軌道がやや鋭角になる。逆に上腕が長いタイプは、肩より下に腕が下りるため、ゆるやかな軌道になる Aタイプ(上腕が長い)=腕が肩より下から下りる Bタイプ(前腕が長い)=腕が肩より上から下りる スクリーンテスト2肩の可動域をチェック (1)前腕を垂直にし手のひらを上に向ける(2)ひじの位置を固定し前腕を後方に倒す腕を90度に曲げて手のひらが上に向くようにセット。そこから前腕だけを後方に倒す ●前腕が45度以上傾く……Aタイプ●前腕が45度以上傾かない……Bタイプ ダウンでの前傾の深さに違いが出る肩の可動域が広い人は、右わき腹が縮み、ダウンで前傾が深くなる。可動域が狭いタイプは前傾角度が変わりにくい Aタイプ(肩の可動域が広い)=右わき腹が縮み前傾が深くなる Bタイプ(肩の可動域が狭い)=前傾の深さが変わらない スクリーンテスト3ひじの動きをチェック アドレス時のように手のひらを体の前に合わせた状態から、体を回転させず腕だけを体の右サイドに持ってくる。そのときの右手のひらの向きをチェックしよう ●右手が下になる……Aタイプ●右手が下になる……Bタイプ インパクト前後のひじの使い方に違いが出る右手が下にくる場合は、ひじが曲がっているほうが心地いいということ。肘が曲がったままスウィングするAタイプが合う Aタイプ(右手が下)=ひじが曲がったまま体の内側を通る Bタイプ(右手が上)=ひじが体の外側から伸びるように使う 上記のテストのうち2個以上当てはまったほうがアナタのスウィングタイプ こちらの動画もチェック! それぞれのタイプに合った体の使い方を詳しく解説! >>Aタイプはこちら >>Bタイプはこちら 月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より
  • TEXT/Toshiyuki FunayamaPHOTO/Yasuo Masuda、Tadashi AnezakiTHANKS/高室池GC 週刊GD3月23日号で、飛距離アップの重要な要素のひとつ「シャローイング」について解説した。しかしシャローイングは、ボールが右に飛びやすい“諸刃の剣”でもある。この悩ましい問題を解決するのが「シャットフェース」。シャローイングと組み合わせることで、飛んで曲がらないスウィングが手に入る! 解説/吉田直樹1978年生まれ。兵庫県出身。幼少期からアメリカで過ごし、世界の有名コーチの指導を受けた経験を持つ。現在は谷原秀人、上井邦裕、石川明日香のコーチを務める。兵庫県・芦屋で室内練習場「ラ・キンタ」主宰 https://my-golfdigest.jp/lesson/p14492/ 前回のお話はこちら <前回のおさらい> 「シャローイング」とは…手の軌道よりもヘッド軌道が下を通る現象 「ボールとグリップを結んだ『手の軌道』よりも『ヘッド軌道』が下を通ること。手元の動きが小さく、ヘッドが速く大きく動くと、シャローイング現象が起こります」(吉田) シャローイングで右に飛ぶ人はシャットフェースを意識しよう GD 徐々にシャローイングの動きができるようになってきたんですが、ボールがつかまらず、右に飛んじゃうんです。吉田 まったく問題ナシです。シャローイングでシャフトが倒れたら、フェースが開くのは当然。むしろ順調に動きが身に付いてきた証拠なので、次の段階に進むチャンスです。 「シャローイングによって、切り返しでシャフトが倒れると、フェースは開く方向に動きます。そのままインパクトに向かうと、フェースが開いたまま当たるので、フェースを閉じる動きが必要不可欠なんです」 GD 次の段階とは?吉田 シャットフェースです。シャローイングで飛ばすには、フェースを閉じる動作が必須。2つがセットになって初めて機能するんです。フェースを閉じるタイミングはバックスウィング、トップ、切り返し、ハーフウェイダウンと4カ所ありますが、ボクのおすすめは切り返しです。GD そのポイントは?吉田 右ひじを伸ばしながら、手首の付け根を差し出すように右手を回すんです。動画でも説明していますので参考にしてみてください。 「ハーフウェイダウンでフェースが背骨のラインと平行になっていたら、スクエア。フェースをシャットに(閉じて)使えている証拠です。フェースが正面を向いていたら、オープンフェースです」(吉田) Pointひじを伸ばしながら右手のひらを右に回す 「最初はクラブを持たずに、右手だけで正しい動作を覚え込ませるのがおすすめ。右手首が背屈されれば、左手首は自然に掌屈されて、フェースは閉じます。シャローイングで空を向こうとする右手のひらを、右に回しながら飛球線後方に向けるように動かします」(吉田) 動画でチェック! フェースを閉じる右手の使い方 シャットフェース習得ドリルクロスハンドでドライバーを打つ 「クロスハンドに握ると、左手首を背屈してフェースを開く動きがしにくくなるので、フェースをシャットに使う感覚がつかめます。ハーフスウィングからスリークォーターの振り幅で、動きを確認しながら打ちます」 動画でチェック! クロスハンドドリル 正しいハンドファーストは手の最下点が“右足の前” 「シャローイング」「シャットフェース」と並びもうひとつ、現代の飛ばしにおいて重要なキーワードが「ハンドファースト」。吉田コーチいわく、このハンドファーストを勘違いしている人が多いという。 GD アイアンだけじゃなく、ドライバーでもハンドファーストにインパクトするのが、いまどきのスウィングの新常識になっていますよね。吉田 そう聞いて「ドライバーもダウンブローに打つのが正解」と、間違って解釈している人が多いんです。ギアの進化とともに、ハンドファーストの認識も変化しています。GD 具体的にいうと?吉田 手元とヘッドが同時にインパクトで最下点を迎えるのではなく、手元は右足前で最下点を迎えます。そこから地面を蹴る反力によって、体の左サイドが切り上がり、インパクトに向かって手元は上昇していきます。グリップエンドが引き上げられることで、クラブが加速してリリースが起き、手元は上昇しつつ、ヘッドは最下点に向かう。ドライバーの場合、ロフトを立てたまま、アッパーにとらえることが可能になるんです。 手元は右足前で最下点を迎えやや上昇しながらインパクトする 「手元が右足の前で最下点を迎えても、クラブのタメはまだキープされたまま。地面反力による手元の上昇でリリースが起き、ヘッドは最下点に向かって動きます。ドライバーはボール位置が左なので、ロフトを立てたまま、アッパーにとらえられるんです」(吉田) ハンドファースト習得ドリル1スプリットハンドでボールを打つ 「クロスハンドにすると、ヘッドが手元を追い越す動きがしにくいので、ハンドファーストにインパクトする感覚をつかみやすい。手元を引き上げないと手前をダフってしまうので、正しい動きが身に付きます」 動画でチェック! スプリットハンド打ち ハンドファースト習得ドリル2芝をこすりながらティーを打つ 「ドライバーのヘッドを体の右にセットしたら、ソールを地面から離さずに芝をズルズルとこするようにして体の回転でティーを打ち。これが最新のギアで飛ばせるハンドファーストです」 動画でチェック! 芝こすりドリル 【第3弾】“上向きの力”を使いこなそう!へつづく 週刊ゴルフダイジェスト2021年5月25日号より
  • TEXT/Toshiyuki FunayamaPHOTO/Yasuo Masuda、Tadashi Anezaki、Yasuhiro JJ Tanabe、Blue Sky PhotosTHANKS/高室池GC 軽くて長いデカヘッドドライバーでより遠くへ正確に飛ばすキーワード。近頃よく耳にするのは、「シャットフェース」、「ハンドファースト」、「シャローイング」。この3つをテーマに、日本とアメリカのスウィング事情に詳しい吉田直樹プロに聞いてみた。まずはシャローイングのホントとウソ。いままでちょっと誤解していたシャローイングの謎が解けるはずだ! 解説/吉田直樹1978年生まれ。兵庫県出身。幼少期からアメリカで過ごし、世界の有名コーチの指導を受けた経験を持つ。現在は谷原秀人、上井邦裕、石川明日香のコーチを務める。兵庫県・芦屋で室内練習場「ラ・キンタ」主宰 そもそも「シャローイング」とは? 「ヘッドが手の軌道よりも下を通る現象です」 ハーフウェイダウンの段階を後方から見たときに、ボールと手元を結んだ『手の軌道』よりも『ヘッド軌道』が下を通る現象をシャローイングという。ヘッドがシャロー(緩やか)な入射角で下りてくることからこう呼ばれる シャローイング「する」ものではなく自然と「なる」もの GD ダウンスウィングでシャフトを後ろに倒し、ゆるやかな軌道でボールをとらえる。PGAツアーのほとんどの選手が取り入れているというシャローイングですが、どんなメリットがあるのでしょう。吉田 簡単に言うと、ヘッドスピードアップの効果が期待できて、左右のブレも減ってショットが安定します。GD いいこと尽くめじゃないですか。ぜひマスターしたいので、シャローイングのやり方を教えてください!!吉田 ひとつ、勘違いしちゃいけないのが、シャローイングは能動的なものではなく、受動的に起こる現象だということ。GD 意識的に形だけ作っても意味がない?吉田 そのとおり。あくまでも運動力学的な現象であって、クラブを速く、正確に振ろうとした結果、自然に“そうなる”のが正解です。GD どうやってその現象を起こすかがポイント?吉田 昔はクラブが重かったので、ダウンスウィングで自然と倒れてくれましたが、最新のドライバーは軽くて長いですよね。体を主体に振るプロは軽くても自然とクラブが倒れてシャローに振れますが、手打ちが多いアマチュアはクラブが倒れずに、立ったまま下りてきてしまうんです。GD どうすればダウンスウィングでシャフトが倒れる?吉田 ポイントは大きく分けて2つあります。ひとつはインサイドからボールをとらえること。もうひとつは腕の脱力です。そのコツを詳しく説明していきますよ! シャローイングすると助走距離が長くなる シャローイングすることで、クラブヘッドが動く距離が長くなる。ボールに当たるまでの助走距離が増えるので、ヘッドが最大加速した状態でインパクトを迎えることができるようになる シャローイングは今に始まった話ではない ベン・ホーガン(1930年代~)リー・トレビノ(1960年代~)往年の名手のスウィングを見ると、多かれ少なかれシャローイングが行われている。「シャローイングは新しく生まれた理論ではなく、あくまで自然に起こる物理的な現象。意識的に形だけを作っても上手くいかないんです」(吉田) ゴルフだけがアウトから下ろしてしまう 吉田 たとえば、テニスや野球のように、自分に向かって動いてくるボールを反射的に打ち返すときは、みんなインサイドからラケットやバットを振っているんです。GD ゴルフだとそれができなくなっちゃう?吉田 それはゴルフが止まっているボールを打つスポーツだから。ボールに対して、フェースを真っすぐ当てようという意識が働くと、アウトから振る動きになってしまうんです。インサイドからクラブを振ろうとした結果、自然に発生する現象がシャローイング。ボールをインからとらえる意識を持ち、当てにいくスウィングから脱却しない限り、プロのようなシャローイングは永遠に手に入りません。 テニス:飛んでくるボールを反射的に打ち返す 「相手が打ってきた球を動きの中で反射的に打ち返すテニスは、自然とラケットをインサイドから振っていきます」 野球:手元よりもヘッドを遅らせて振る 「野球のバッティングもテニスと同じ。重いヘッドをいったん後ろに倒してから、手元よりも遅らせて振っていく。これが長い棒の先端を効率よく走らせるコツなんです」 ゴルフ:ボールに当てようとして外から下ろしてしまう 「ゴルフがテニスや野球と違うのは、ボールが止まっていること。そのため、どうしてもボールに対してフェースを真っすぐ当てにいく動きが出やすい。手先で操作するので、外から下りてきてしまうんです」 インから下ろせばシャフトは自然に倒れる インから下ろせばシャフトは倒れる「テニスや野球と同じように、ボールをインサイドからとらえる意識があれば、ダウンスウィングでシャフトは自然に倒れます。フェースを真っすぐ当てようとすると、アウトから下りてシャフトが立ってしまいます」(吉田) ムチをしならせるときの腕使いと同じ! GD 腕や上体の力を抜けと言われても、アマチュアはなかなかできないんですよね。吉田 たとえば、ムチをしならせて先端をビュンと走らせるには、力を抜いて腕を柔らかく使わないとムリですよね。ゴルフのスウィングも同じなんです。とくに、右手に力が入るとダウンスウィングでクラブが立って下りてきてしまうので、シャローイングとは真逆の動きになります。GD 利き腕は力を出せるし、器用に動かせるから、無意識に力が入っちゃう。上手に力を抜くコツはないですか?吉田 腕相撲にたとえると、力んでしまう多くのゴルファーは、切り返しからパワー全開で勝ちにいこうとしちゃう。軽いクラブでこれをやると、クラブは外から立って下りてしまいます。切り返しの瞬間は力を抜いて、相手に押し込まれるような感覚があるといい。切り返しからハーフウェイダウンまでは劣勢だけど、インパクトで一気に逆転する。そんなイメージです。 ムチを振るイメージで右腕を脱力 「長くてグニャグニャに軟らかいムチをしならせて、先端をビュンと走らせるには、腕の力を抜いてしなやかに使う必要がありますよね。クラブヘッドを効率よく走らせるのも、これと似た動きが必要になるんです。手や腕が力むとシャフトをしならせることができません」(吉田) <ドリル1>右手1本でドライバーを打つ 「右手1本でドライバーを持ち、ティーアップしたボールを打ちます。両手で持ったときよりも、クラブの重さやヘッドにかかる重力を感じやすいはず。ムチをしならせるようなイメージで力を抜き、腕を柔らかく使って振ります」 <ドリル2>スティックに沿ってインサイドから振る 「ダウンスウィングで手元が腰の高さに下りたとき、クラブは飛球線と平行ではなく、ヘッドが遅れた斜めの状態が理想。その向きにスティックを置いで軌道を確認する」 切り返しで右手のひらが上を向いてますか? 吉田 トップの形を作って右腕の力を抜き、手でクラブを引き下ろさずに、その場に残したまま体を左に回転させて切り返してみてください。GD 自然とクラブが後ろに倒れますね。なるほど! 切り返し時の「腕相撲で押し込まれる感覚」がこれですか。吉田 クラブの重さとヘッドに働く重力で、自然とシャフトが倒れるんです。このとき右手のひらはどこを向いていますか?GD 真上を向いていますね。吉田 右手の力が抜けていると、体の回転に引っ張られてひじから下の前腕が回外し、手のひらが真上を向くんです。GD これがシャローイングの正体なんですね。でも、ダウンでフェースが開いて、ヘッドも振り遅れる感覚があるから、まともに当たりそうな気がしません。吉田 たしかに、シャローイングの動きだけだと、そうなりやすいですね。そこで大事なのが、フェースをシャットに使う動作。これについてはまた別の機会に説明させていただきます。 脱力していれば自然と手のひらが上を向く 「切り返しで腕の力が抜けていれば、体の回転で切り返したときに、右ひじから先の前腕が回外し(外側に回り)、シャフトが後ろに倒れ、手のひらが真上を向きます。手でクラブを引き下ろすとこの動きは生まれません」 <ドリル3>ドライバーとスティックを一緒に持って素振り 「右手の力を使ってクラブをアウトサイドから下ろしてくると、スティックが体に当たってしまいます。慣れてきたら、ボールを打って動きを確認します」 【第2弾】シャローイングを極めるには「シャットフェース」が不可欠へつづく 週刊ゴルフダイジェスト2021年3月23日号より