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英国ゴルフの発展に貢献。エリザベス女王、スコットランドにて天寿を全う

9月8日、英国のエリザベス女王が滞在先の英北部スコットランド・バルモラル城で亡くなられた。英歴代君主として最長の70年にわたり在位し、英国を象徴する存在として絶大な人気と尊敬を集めた。

R&Aを出て車に向かうエリザベス女王。R&Aは20世紀初頭には、王室から3人のキャプテンを輩出。そのなかの2人、ジョージ6世は女王の父、エドワード8世は女王の伯父だ(『チョイス』1982年 vol.3より)

女王はゴルフをされなかったが、「ゴルフ」というゲームを飛躍的に発展させることができたのは英国王室の援助があったからでもある。
 
82年に雑誌『チョイス』の取材でセントアンドリュースに行き、R&Aにかける肖像画の除幕式に訪れた女王に遭遇、シャッターを押した当時の編集長、中村信隆さんは語る。

「女王がやってきて、街やコースが興奮に包まれた場面に立ち会いました。彼女の華やぎ、風格は、ご主人(故フィリップ殿下)を含む圧倒的な“ギャラリー”、国民が作り上げているという印象でした。それだけ民衆の近くにいる存在だったと思います」

今夏、150回目の全英オープンが聖地・セントアンドリュースで開催され、ゴルフ史に新たなページが加わった。同じ年、同じスコットランドの地で96年の生涯を閉じたエリザベス女王もまた、歴史となった。

ゴルフ界にも多大な貢献した女王に、「シンハン ドンヘ オープン」では出場16カ国の半旗を掲揚し弔意を表した

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月27日号より

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