英国でスタートした“ゴルフ宝くじ”。その副賞がすごいと話題に!
わずか1ポンドでツアープロや有名人と一緒にトーナメント仕様のゴルフコースを回れる?
もっとも、これは英国のゴルフ宝くじ“Golf Lottery(ゴルフロッテリー)”で当てた場合に限った話。サッカーくじなどと比べればはるかに規模は小さいが、この夏に始まったゴルフロッテリーは、イギリスのNPO法人が運営するチャリティを目的とした資金集めの施策である。
これを立ち上げたのが欧州シニアツアー全体の冠スポンサーでもある会社のトップとあって、1等の副賞は同ツアーのプロアマでプレーできる権利。抽選は毎週行われており、1000ポンド(約16万円)の賞金のほか、トーナメントチケットや選手のサイングッズなども当たるという。
7月には第1号の当選者が出たが、彼は8月末に「ステイシュアPGAシニア選手権」でジャン・ヴァン・デ・ベルデと、元英国代表でリバプールのサッカーレジェンド、ロビー・ファウラーとラウンドし、「ものすごい経験をした」と語ったことから、ゴルフロッテリーが注目されることになったのだ。
「ゴルフロッテリーは、ゴルフでは初めての抽選くじで、プロとラウンドできるだけでなく、素晴らしい賞品を手にできるうえ、意義深いチャリティに寄付もできるというユニークな“舞台”なんだ」とゴルフマンスリー誌に語るのは、マネージングディレクターのキース・ミッチェル氏。シニアの試合がバックにあるためか、寄付金の行き先は前立腺協会やアルツハイマー病協会など、高齢者向けの団体が多いという。
すでにスマホ向けアプリの用意も始まっていて(年内に完成予定)、月5ポンド、年間52ポンドで参加できる“サブスク”のプランもあるとか。ちなみに特賞は、インド洋モーリシャス諸島で開催される欧州シニアツアー最終戦「MCBツアー選手権」にVIP待遇で招待される。
すごい副賞勢揃いの“ゴルフ宝くじ”、まずはアプリを待とう。
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より