日本高等学校・中学校ゴルフ連盟が「一般社団法人ジュニアゴルフクラブチーム連盟（JGCF）」を発足させたことは既報だが、このチーム登録が10月4日からスタートした。

代表理事の井上尚彦氏によると「JGTOやLPGAなどが長く普及活動をしてきて、小学校でスナッグゴルフをする子どもは増えている。JGTOで800チームもあるんです。ただ、ゴルフ部のない中学校が多く、続けられる環境が少ない。プロの活躍などをテレビで見てゴルフに興味を持っていてもなかなか……。親の負担も少なく、できる限り指導者に預けられる、野球やサッカーのような地域のクラブチームをつくりたかった。何より小中学生がチームスポーツで学べることは大きいんです」

試合もモチベーションアップの大事な要素。8月には“プレ”の位置づけで、「全国アンダー15（U15）ゴルフクラブチーム対抗戦」を開催、よりチーム戦の楽しさが感じられるスクランブル方式（9ホール）で23チームが戦った。

「いろいろなカテゴリーのチームが参加。学校、自治体や地域連盟、ゴルフ場のスクール、スナッグゴルフチーム、企業のチーム、ファースト・ティなどです」

今後も各地区予選と、その上位チームが参加できる全国大会を開催予定。「47都道府県すべてに試合を運営するプラットフォームをつくるべく動いています。プロを目指すだけでなく、ゴルフを楽しみたい子どもたちにたくさん登録してほしいですね」

登録は連盟のHPから可能。中学生までの4人以上で1チーム。代表・監督にプロ資格は必要ない（研修あり）。チーム名は何でもOK。地域の仲間で面白いチーム名を考えて参加してはいかがだろう。

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月19日号より