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100万円でプロアマに参加できる!? 前澤友作氏が仕掛ける新規ゴルフ大会「前澤杯」の中身とは?

4月に開催される国内男子ツアーの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」とはいったいどんな大会なのか。話題の大会の内容や実現のきっかけなど、発案者の前澤友作氏に聞いた。

PHOTO/Takanori Miki

4月に開催される前澤杯は「日本で一番開催期間が長い大会」「日本で一番賞金が高い大会」「日本で一番ゴルフ好きが集う大会」「日本で一番華やかな大会」をコンセプトにしているという。最大の特徴は、通常は大会スポンサーや招待客など限られた参加者で1日だけ行われるプロアマを、本戦前に10日間行うこと。さらに1組最大3名(+見学者3人と本選の観戦チケット付き)のプロアマ参加チケットを100万円で販売する。

「これまで何度もプロアマに参加させていただいていますが、プロの弾道、アイアンの音、グリーン周りの小技など、目の前で見せてもらえるすべてに毎回感動しています。ラウンド中にさり気なく頂けるプロからのアドバイスもプロアマならでは。こういったプロアマの感動を、もっと多くのゴルファーにも味わってほしい。そして、仲間同士やカップル、家族で気軽に参加してほしい。そんな思いから日本初となる最大10日間のプロアマ戦の開催とプロアマ参加チケットの一般販売を企画しました」という前澤氏。

MZ GC(旧デイスターGC)で行われた前澤杯開催記者発表会に出席した清水大成、石川遼、諸星裕JGTO会長、倉本昌弘JGTO副会長、そしてラウンドガールとポーズをとる前澤友作氏(写真中央)

プロアマの興行収入を賞金に還元し、予選カットを廃止して全選手に賞金が出るようにと、「経済がしっかりと回る大会」を目指しているという。

「ZOZOチャンピオンシップの時に、当時のJGTO会長の青木功さんと、『いつか国内男子もやってよ』『やりましょうか』みたいなノリでは話をしていたんです。そしてZOZOチャンピオンシップの5年契約が終わり、一区切りついたところで、JGTOも諸星裕会長と倉本昌弘副会長という新体制になり、改めてしっかり話しましょうか、と。『男子の試合数が減ってるなかで、前澤さんにお願いしたいけど、どうですか?』『じゃあやりましょう』って結構トントン拍子。ただ、やるからには失敗は許されないと思ってましたし、普通にやるのも面白くない。何か新しい切り口、今までにない取り組みを考えていたところ、プロアマ10日間というアイデアが出てきて、これは面白いし、行けそうだぞとなって。このアイデアがなければ『時期尚早です』とお断りしていたと思います。JGTOも『面白いね』って言ってくださって、選手たちも『10日間一生懸命頑張ります』と言ってくれたんです。これらのタイミングがすべて揃ったので開催できるようになったんです。プロアマって本当に素晴らしいコンテンツなんですよ。でも、出ないと分からない素晴らしさがいっぱいあるんです。まあ、価格はちょっと勇気が要りましたけど、多くのゴルフファンの皆さんと共有できたらと思います」

プロアマ参加チケットは1組最大3人、1人でプロを独占することもできる。希望者はまず1枠100万円でチケットを購入し、オークション入札方式で同伴プロを指名するため、選手によってはさらに金額が上がる場合も。選手にとっては、自分に対しての価値が入札金額で示される。

石川遼は「評価基準が金額になるのはうれしくもあり残酷でもある」と本音を吐露。倉本昌弘副会長は自身も出場予定と明かし「ぜひ私を指名してほしい」とアピールした

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週刊ゴルフダイジェスト2025年3月11日号より