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【らくトレ】Vol.129 クラブを使った「サイドステップ」で下半身リードを身につける

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、上半身と下半身の連動性を高めるエクサイサイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Osamu Hoshikawa MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.129

サイドステップ&片手アップ


今回はドライバーを持ちながらサイドステップを行うエクササイズです。ゴルフに合わせた下半身主導の連動性を高める「ファンクショナルトレーニング」のひとつです。

エクササイズ1は踏み出した足と同じ側の手でクラブを持つので直線的なサイドステップになります。エクササイズ2は踏み出した足と逆側の手でクラブを持つのでツイストしながらのサイドステップになります。上半身の向きが真逆になりますから刺激の入り方がかなり変わります。

動きは単純ですが、注意点がいくつかあります。エクササイズ1は右手と左手が一直線になるように肩甲骨を寄せます。そして目線も上に向けます。エクサイズ2も左手と右手が一直線になるのであれば、そこまで伸ばしても構わないですが、踏み込んだ足に体重を乗せることが大前提なので、その力が弱まらない範囲で手の向きを調整します。どちらも2秒キープを左右5回ずつ繰り返します。


Exercise 1
右サイドステップで左手アップ

ドライバーを両手で持った姿勢からスタート。右サイドに片足を大きく踏み出し、つま先を斜め45度に向け、ひざの向きもつま先に合わせます。右手と左手が一直線になるように肩甲骨を寄せて伸ばします。目線を上げた姿勢で2秒キープを左右5回ずつ繰り返します

Exercise 2
右サイドステップで右手アップ

エクササイズ1と同じ姿勢から片足を大きく踏み出すところまでは一緒ですが、踏み出した足と逆側の手でクラブを持ち、上半身をツイストさせます。そうすると刺激の入り方がかなり変わります。こちらも2秒キープを左右5回ずつ繰り返します

ここに効く!
踏み出した足に体重をしっかり乗せることで股関節の柔軟性が高まります。ツイストを入れることでお腹や胸椎にも刺激が加わります

どんな効果が?
股関節の柔軟性が高まると下半身主導の動きが身につきます。上半身と下半身の連動性が高まり、捻転力が自然にアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月4日号より