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【人気連載アーカイブ】らくトレVol.34 クラブを使った「側屈」で回転力をアップ!【動画あり】

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、体の側面を伸ばすストレッチにひねりをプラスしたメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Sayaka Nakazato(GOLULU)


メニューNo.34

クラブを使って体の側面を
ひねりながら伸ばす


今回は、体の側面を伸ばすストレッチにひねりの要素を加えたメニューを紹介します。体の側面の筋肉は、普段の生活であまり使いませんが、ゴルフでは回転力を生み出す重要な部位になります。また、体のひねりが加わりますので、さらに回転力をアップさせることができます。スタート前のティーイングエリアで行うのにも最適なストレッチです。ぜひ試してみてください。

1歩踏み出し「クラブで側屈」

【STEP1】クラブの両端を持ち1歩前に踏み出す
クラブの両端を持ち、水平に掲げます。そして右足を1歩前に踏み出し、踏み出したほうの右手が下になるように側屈していきます。左サイドのわき下からあばらのあたりを伸ばすようなイメージを持ちましょう
【STEP2】クラブが垂直になるよう側屈

そのまま上半身を傾けていき、クラブが垂直になるよう側屈します。ポイントは反対側の手(写真では左手)のひじを曲げずに、しっかり上げること。体の側面を伸ばしたと同時に深呼吸すると、肋骨が開いて閉じるので、さらに伸びを感じやすくなります

逆サイドも同じようにひねる

体の左側面を伸ばしたら、今度は右側面も同じように伸ばします。左足を1歩前に踏み出し、左手が下でクラブが垂直になるよう側屈します。どちらのサイドも、踏み出した足で骨盤が傾かないように受け止め、上半身をしっかり伸ばせていればOKです

ここに効く!
メインターゲットはわき腹です。わき下からあばらあたりの体の側面をしっかり伸ばしましょう。また、ひねりの要素が加わることで、肩や腹筋にも刺激を与えることができます

どのくらいやるの?
左右交互に5秒くらいずつ、5セット行うことができれば理想的です。5秒キープする際は呼吸を止めるのではなく、深呼吸すると体がさらに伸びます

こんな人に!
体の側面を伸ばすストレッチにひねる要素が加わりますので、テークバックで体がしっかりねじれない人や回転不足を感じている人におすすめです

どんな効果が?
体をひねる動きが高まりますので、回転力がアップします。これにともない、スウィングの安定性も向上します

正しい動きを動画でチェック!

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2020年10月27日号より