Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【人気連載アーカイブ】らくトレVol.9 「バックスクワット」でスウィングの再現性をアップ【動画あり】

【人気連載アーカイブ】らくトレVol.9 「バックスクワット」でスウィングの再現性をアップ【動画あり】

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、お尻の筋肉を強化してスウィングの再現性を高めるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Sayaka Nakazato(GOLULU)


メニューNo.9

スクワットでお尻の筋肉を強化


小柄な女子プロたちが一般男性よりもボールを遠くへ飛ばせる理由。それは、スウィングの再現性が高いからです。彼女たちは体の動きが常に一定で、クラブヘッドがプレーンから外れることなく加速することで、ボールを遠くへ飛ばしているのです。


飛距離アップのためには、まずスウィングの再現性を高めること。そこで意識したいのが、お尻の筋肉です。おすすめは定番メニューである「スクワット」ですが、通常は腕を前に伸ばしたり、胸の前で組んだものが多いです。ですが、ゴルフで考えるなら、クラブを肩に担ぎ、背筋が伸びた状態で行うのがいいでしょう。負荷をかける必要はなく、自重でも十分な効果を得られます。毎日コツコツ続けていけば、お尻を中心とした背面の筋肉が使えるようになり、スウィングの再現性をより高めていけるはずです。

Step 1
アイアンのスタンス幅でクラブを肩に担ぐ

アイアンを1本用意し、床に置いてあるボールを打つイメージでスタンスを広げます。その後、クラブのグリップエンドとヘッドを持ちながら首の後ろへ回し、肩に担ぎます。

Step 2
お尻を後ろに突き出しながら
ひざを曲げ背筋を伸ばす

クラブを水平に維持したまま、お尻を後ろへ突き出すようにし、股関節を折り曲げます。ひざ頭がつま先より前に出ないよう注意し、背筋を伸ばしましょう。腰を落とした姿勢で1~2秒キープします。この股関節の折り曲げが、そのままアドレスの姿勢、前傾姿勢の維持につながります

正しい動きを動画でチェック
応用メニューも!

ここに効く!
再現性の高いスウィングに不可欠なお尻の筋肉を鍛えることができます。また、股関節の折り曲げが行えることで、スウィングの姿勢もよくなりますし、猫背の解消にもつながります

どのくらいやるの?
ラジオ体操のように毎日継続するのが理想なので、静止するのは1~2秒で構いません。ひざと肩のラインに注意し、4~6セット行ってください

こんな人に!
体が伸び上がるなど、アドレスで作った前傾姿勢が保てない人、弾道がバラバラで、トップやダフリのミスが出るなど、打点が安定しない人におすすめです

どんな効果が?
アドレスで作った前傾を維持しながらボールをとらえられるのでミート率が上がり、飛距離もアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2020年4月21日号より