Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【らくトレ】Vol.107 “袈裟切り”エクササイズでキレのあるスウィングを手に入れる

【らくトレ】Vol.107 “袈裟切り”エクササイズでキレのあるスウィングを手に入れる

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、袈裟切りの要領で体をねじることで捻転力を強化できるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Nanoka Hagiwara(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.107

袈裟切りエクササイズで捻転力UP


キレのあるスウィングを身につけるには、上半身と下半身の捻転差をどれだけ作れるかが大事。今回はクラブを使って捻転力を高めるエクササイズです。使用するクラブは短い番手(ショートアイアン)のほうが体に当たらないので動かしやすいはずです。


まずは左ひざを立てた姿勢で左上から右下にクラブを動かします。まず体を左へ90度回し、続いて右下方向に体を180度回します。回すのはみぞおちから上だけで、ひざ、へそ、顔の向きは正面にキープします。最初はゆっくり動かし、慣れてきたらスピードアップして5回繰り返します。それが終わったら、今度は右上から左下にクラブを動かします。動かす向きが変わると体への刺激も変わります。こちらも5回繰り返したら左右の足を入れ替えます。右ひざを立てた姿勢で左上から右下と、右上から左下を行うと4パターンの動きになります。これを1日2セット行うことができると理想的です。

Exercise 1
左に体を回し、右下に振り下ろす

クラブを両手で持ち、片ひざを立てた姿勢からスタート。体を90度回してクラブを左上に持ち上げ、そこから右下に動かします。最初はお腹の伸びを感じながらゆっくりと動かし、慣れてきたらスピードを上げて5回繰り返します

Exercise 2
体を右に回し、左下に振り下ろす

エクササイズ1と同じ姿勢から、今度は体を反対側に90度回してクラブを右上に持ち上げ、そこから左下に動かします。体を動かす向きが変わると刺激が入る部位も変わってきます。左右差がある場合は動きが悪いほうを重点的に行うと体のバランスが整います

ここに効く!
メインターゲットはお腹です。ゆっくり動かすとストレッチになり、スピードアップすると切り返しを意識したトレーニングになります。上半身だけを素早く動かすので肩関節や肩甲骨にも適度な刺激が入ります


どんな効果が?
お腹を鍛えることで体の軸が安定するので、上半身の捻転力が向上し、トップが深くなります。そうすると切り返し以降の動きにもキレが出てきますから、ヘッドスピードがアップして飛距離が伸びます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より