【人気連載アーカイブ】らくトレVol.5 「片足T字バランス」でブレない体を手に入れる!【動画あり】
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、スウィング中のバランス力を強化できるメニューを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Kanako Mizutani(GOLULU)
メニューNo.5
「片足T字」でバランス力アップ
今回ご紹介するのは、バランス力を高めるための「片足立ち」エクササイズ。フィニッシュでピタっと止まれずによろけてしまう人や、傾斜地で前傾姿勢が保てずに上手く打てない、という人は、バランス力が低下している証拠。これからご紹介する片足立ちエクササイズをすることで、体幹まわりを強化できるとともに、軸が安定してスウィング中に体をうまくコントロールしやすくなります。
Exercise
「片足T字」バランス
【STEP1】
片方のひざを腰の高さまで上げる
直立した状態から片方のひざを腰の高さまで上げ、片足でバランスを保持します。利き足の関係でバランスを取りやすい足と、取りにくい足があると思いますので、まずはバランスの取りやすい足から行ってみてください
【STEP2】
上げた脚を後方へ送りながら両腕は前方に
上げた脚を後方(背中側)へ送りながら、両腕を前方に伸ばしていきます。目標とするポーズは片足でバランスよく立ち、後方へ送った脚と前方に伸ばした両腕が床と水平に一直線になり、アルファベットのTの形に見えることです
【STEP3】
腰を90度曲げT字をキープ
実際にやってみるとわかりますが、モデルさんのようにキレイなT字をキープするのはかなり難しいはず。太もも裏側の柔軟性がないとできませんので、難しい場合は片足立ちしているひざを軽く曲げて、バランスを保持してください。バランスが取れないと感じたときは、下の初級者向きメニューを試しましょう。
【初級者向きメニュー】
最初は椅子を使ってやってみよう
「片足T字」メニューはかなり難易度が高いので、ひざを曲げてもバランスが取れない人がいると思います。バランスが崩れてしまう人は、キャスター付きの椅子を使ってみてください。あるいは壁に両手をついてもいいです。支えがあれば目標のポーズを体感できます
正しい動きを動画でチェック!
●ここに効く!
片足でバランスよく立つことで、体幹を強化できます。また、腰を90度曲げることで股関節の柔軟性が高まると同時に、その姿勢をキープすることで、お尻の筋肉も刺激されます
●どのくらいやるの?
右足でも左足でもバランスよく立ち、T字のポーズを2~4秒キープできると理想です。左右3~5回ずつ行うことができれば、いいエクササイズになります
●こんな人に!
バランス力が格段にアップしますから、クラブの遠心力に負けて打った後によろけたり、傾斜地のショットでふらついたりすることがなくなります
●どんな効果が?
バランスよく立つことでフォームが安定し、傾斜地のショットにも対応できるようになります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2020年3月24日号より