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【人気連載アーカイブ】らくトレVol.10 クロコダイルポーズで股関節の可動域アップ!【動画あり】

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、年齢とともに狭くなりやすくなる、股関節の可動域を高めるストレッチを紹介。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Kanako Mizutani(GOLULU)


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「クロコダイル」ポーズで股関節の可動域アップ


新型コロナウイルス感染拡大の影響で、体を動かす機会まで減ると、体はますます凝り固まってしまいます。とくに股関節は、関節のなかでも最も可動域が広い部位のため、使わなければ、どんどん可動域は狭くなってしまいます。

ですが、日ごろのストレッチで股関節の可動域をアップさせることは可能です。今回は足を前後に大きく開いて行う「クロコダイル」のポーズを紹介します。

PGAツアーのトーナメント中継を見ていると、フロリダなどでワニ(クロコダイル)が池の中から出てきてフェアウェイを歩いている姿を見かけることがあります。あのワニのようなイメージで両脚を大きく開き、固まった股関節をしっかり刺激しましょう。

【STEP1】
四つ這いの姿勢を作る

両手、両ひざを床につけ、四つ這いの姿勢を作ります。両手の間隔は肩幅に合わせ、両ひざは腰幅にセットします

【STEP2】
左足を左手の近くまで踏み出す

四つ這いの姿勢から、まず左足を前方に踏み出します。左足をできるだけ左手の近くまで踏み出すのが理想的ですが、その姿勢がキツイ人は、出せる範囲で前に踏み出します

【STEP3】
右足を後方へ伸ばしお尻を下げる

左足を前方に踏み出したら、今度は右足を後方へ伸ばします。右ひざを曲げてお尻の位置を下げるのではなく、できるだけひざは伸ばしたまま、お尻を下げるイメージ。股関節、お尻、ハムストリングがしっかり伸びていることを感じよう

【STEP4】
クロコダイルの姿勢から片手を真上に上げる

STEP3で余裕がある人は、さらにステップアップ。クロコダイルの姿勢から片手を上げることで、ストレッチ効果が高まります。左足が前の場合、同じサイドの左手を上げると比較的バランスが取りやすいです

踏み出す足が手に届かなくてもOK

STEP2で片足を踏み出す際、手の近くまで踏み出すのが苦しい人は無理をしないでください。手より手前に置く感じでもSTEP3のように股関節を伸ばすことができればOKです

正しい動きを動画でチェック!

ここに効く!
クロコダイルの姿勢を作れると股関節、ももの前部、お尻、ハムストリングを刺激できます。さらにその姿勢から片手を上げると刺激も強まり、筋トレ効果も期待できます

どのくらいやるの?
左足が前、右足が後ろで2~4秒やったら、今度は右足が前、左足が後ろで2~4秒行います。このエクササイズを4~6セット繰り返します

こんな人に!
アドレス時の前傾姿勢が維持できず、上体が起きやすい人や、そのことが原因で体が回りづらく、スウィングが安定しない人におすすめです

どんな効果が?
前傾姿勢が維持できるようになり、スウィングの回転力もアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2020年4月28日号より