【らくトレ】Vol.94 前傾キープで再現性アップ! 2つの“側屈”メニューでわき腹を鍛えよう
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、側屈力をアップさせるわき腹刺激メニューを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Yurie Atsumi(GOLULU)
メニューNo.94
「側屈レッグリフト」でお腹周りを刺激
最近のスウィングでは、側屈(わき腹を縮めて肩をタテに使う動き)を使うことの重要性が指摘されていますが、トレーナーとしても同意見です。アドレスで作った前傾姿勢をインパクトまでキープできず、体が起き上がってしまうのは、側屈が使えていないことが原因といえます。そこで今回は誰もが簡単に取り組める、わき腹を鍛えるメニューを2種類紹介します。
エクササイズ1は片足と上半身を同時に持ち上げ、わき腹を縮めます。ただ、男性の場合、女性ができる高さまで足を上げようとしても、ある程度の高さで骨がぶつかって詰まるような感覚になるかもしれません。その場合は体が開かないようにしながら、つま先を上に向けるといいです。エクササイズ2もわき腹を縮めますが、両足を持ち上げるのはけっこうキツイので腹筋も使います。上の手で床を押すとお腹に力が入りますから、その力を使って両ひざを持ち上げるイメージです。
Exercise 1
片ひじをついた横向きの姿勢から片足を持ち上げる
Exercise 2
横向きに寝てお腹の力でひざを持ち上げる
●ここに効く!
どちらのエクササイズも体の側面の筋肉を引き締める効果があります。ただ、わき腹の筋肉は普段あまり使わないため、腹筋に力を入れながらわき腹を縮めるようなイメージで動かすと適切な刺激が与えられます
●どんな効果が?
側屈が使えるようになるとアドレスで作った前傾角をインパクトまでキープできるようになります。そうするとスウィングの再現性が高まりますから方向性が安定し、力が効率的に伝わるので飛距離も伸びます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より