【ゴルヨガ】Vol.55 よどみのないスウィングが手に入る! 座り姿勢からの「片脚開脚」で股関節の動きをスムーズに

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、股関節の動きを良くして、スウィングをスムーズにするポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

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- トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は前傾キープに重要な側屈の動きスムーズにするポーズを教えてもらった。 TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Yurie Atsumi(ゴルル) >>前回のメニューはこちら メニュー……
メニューNo.55
股関節の動きをスムーズに!
座り姿勢からの片脚開脚
スウィングはテークバックで右の股関節が内旋し、左の股関節が外旋します。フォローでは右の股関節が外旋し、左の股関節が内旋します。内旋とは骨の軸を内側に回す動きで、逆に外旋とは骨の軸を外側に回す動きです。
この動きが身についていない(あるいは股関節が硬くて動かない)ため、スウィングがぎこちないアマチュアは多いです。股関節の動きをよくするには、ピンポイントに刺激を入れる片脚開脚ポーズが効果的です。
Pose 1
座り姿勢から左股関節を開く
左脚を内旋して曲げ、右脚を外旋して曲げ、両手を後ろについた姿勢でスタート。右脚をマットにつけたまま左脚の股関節を開き、左ひざが真上を向くように動かします。真上に向かなければ近づけるだけでOK。1呼吸(2~3秒)で動かし、1呼吸で戻ります。これを10回繰り返します。(2呼吸×10回)
Pose 2
座り姿勢から右股関節を開く
右脚を内旋して曲げ、左脚を外旋して曲げ、両手を後ろについた姿勢でスタート。左脚をマットにつけたまま右脚の股関節を開き、右ひざが真上を向くように動かします。ポーズ1と左右対称の動きになります。左右差がある場合、そちらを重点的(回数多め)に行うとより効果的です。(2呼吸×10回)
●どんな効果が?
股関節の内旋の動きと外旋の動きを繰り返すことで、股関節の可動域がアップします。左右のお尻(座骨)をマットにつけたまま股関節を動かすとお尻にも刺激が入ります
●スウィングのココが改善!
左右の股関節で内旋・外旋の動きが身につくと、体重移動がよりスムーズになります。股関節の動きが滑らかになると、全身の動きも滑らかになり、スウィングの再現性がアップします

解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2025年6月17日号より