【ゴルヨガ】Vol.33 上向き板のポーズとテーブルトップポーズでアドレスの姿勢を改善!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、猫背を解消して、アドレスの姿勢改善に効果のあるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)
メニューNo.33
上向き板のポーズと
テーブルトップポーズ
ヨガの「上向き板のポーズ」と「テーブルトップポーズ」はアドレスの姿勢改善におすすめのメニューです。スムーズなスウィングを身につけるには、きれいなアドレスを作ることが大事です。
そのためには普段から正しい姿勢で過ごせるといいのですが、仕事の大半がデスクワークの現代人は、猫背が常態化しています。そのゆがみをリセットするには、猫背と逆のポーズを日々のヨガとして取り入れるのが最も効果的です。
Pose 1
上向き板のポーズ
お尻とかかとをマットにつけて座り、指先を体側に向けた姿勢でスタート。そこからお尻を持ち上げ、両手と両かかとの4点で体を支えます。体を一直線にするのが大事なポイントです。1呼吸(2~3秒)で体を持ち上げ、1呼吸キープし、1呼吸で元の姿勢に戻ります。それを5回繰り返します。(3呼吸×5回)
Pose 2
テーブルトップポーズ
お尻と足裏をマットにつけて座り、指先を体側に向けた姿勢でスタート。今度はひざを曲げてお尻を持ち上げ、体が四角形に見えるポーズ(テーブルトップ)を作ります。体は水平に保たれ、目線は真上です。1呼吸で体を持ち上げ、1呼吸キープし、1呼吸で元の姿勢に戻ります。それを5回繰り返します。(3呼吸×5回)
●どんな効果が?
肩甲骨の間から背中、腰、お尻、太ももの裏側まで体の背面の筋肉に満遍なく刺激が入ります。お腹、胸、首の筋肉にも力が入り、体幹を全体的に強化できます
●スウィングのココが改善!
猫背を解消して背筋が伸びた状態になりますから、アドレスの姿勢がよくなります。背筋が伸びるとスウィング軸がブレにくくなり、再現性がアップすると同時にボールに力が伝わるようになります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年12月24日号より