トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節に力が溜める感覚を養うことができるエクササイズを教えてもらった。

TEXT／Tomohide Yasui　PHOTO／Akira Kato　MODEL／Mai Inaji（ゴルル）

【らくトレ】Vol.203　ツイストスクワットで捻転力を強化

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メニューNo.204

目を閉じて
片脚立ち&つま先タッチ

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ゴルフは右打ちの場合、右の股関節に溜めた力を左の股関節に移動するときのエネルギー（体重移動）を利用し、クラブヘッドを加速させますが、その感覚が身についていないアマチュアが多く見られます。今回は股関節に力を溜める感覚を身につけるエクササイズを紹介します。

エクササイズ1は左脚1本立ちになり、右手で左足のつま先にタッチします。エクササイズ2は右脚1本立ちになり、左手で右足のつま先にタッチします。ここでは目をつぶった状態で行っていますが、動きに慣れるまでは目を開けたまま行ってもOKです。股関節に力が溜まる感覚が身につくことを優先します。

そのための大事なポイントは、背中を丸めずに骨盤を前傾させることと、ひざがつま先よりも前に出すぎないことです。動きのペースはゆっくりで構いませんので、バランスを取りながら左右の股関節に力が溜まる感覚を味わってください。

Exercise 1
左脚1本で立ち右手で左つま先をタッチ

直立した姿勢でスタート。まずは目を開けた状態で左脚1本立ちになります。そこで目をつぶり、体をゆっくりと前傾させていき、右手で左足のつま先にタッチします。3秒でつま先にタッチし2、秒キープし、2秒で元の姿勢に戻ります。それを10回繰り返します。（10回×1セット）

Exercise 2
右脚1本で立ち左手で右つま先をタッチ

エクササイズ1と同じ姿勢でスタート。今度は右脚1本立ちになります。そこで目をつぶり、体をゆっくりと前傾させていき、左手で右足のつま先にタッチします。背中が丸まったり、猫背にならないよう背筋を伸ばし、股関節からしっかり折り曲げましょう。（10回×1セット）

●ここに効く!
股関節に力を溜める感覚を身につけるエクササイズです。股関節、お尻、太もも、もも裏に刺激が入ります。目をつぶって行うとバランス感覚を磨くこともできます

●どんな効果が?
股関節に力が溜まるので、軸がブレないスウィングが手に入ります。傾斜地でも下半身が安定した状態でクラブが振れるようになり、インパクトの再現性も高まります

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月16日号より