【らくトレ】Vol.200 トップ&フォローの姿勢で片脚立ち…からの目をつぶって10秒キープ!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、前傾キープに効果があり、どんなライでもバランスよく振れるようになるエクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
メニューNo.200
トップ&フォローで片脚立ち
→目をつぶって10秒キープ
アドレスでバランスのいい姿勢を作り、その姿勢をキープしたままスウィングすることができれば、ゴルフはボールが止まっているのでミート率が上がります。練習時間がなかなか取れないアマチュアは、それを実現するのが難しいので、今回は自宅でバランス力を強化できるメニューを紹介します。
エクササイズ1はフォローの形を作って片脚立ちです。バランスが取れたら目をつぶり10秒キープします。実際にやるとわかりますが、目を閉じたときのほうがバランスをキープする難度がかなり上がります。10秒経過したら、両腕をアドレスの位置に戻して目を開けます。
エクササイズ2はトップの形を作って片脚立ちです。こちらも目をつぶって10秒キープしたら、両腕をアドレスの位置に戻して目を開きます。左右2セットずつ毎日行うとクラブを握ったときでもトップ&フォローでバランスよく振れるようになります。
Exercise 1
フォローの姿勢で片脚立ち&目をつぶる
両脚立ちでフォローの形を作った姿勢でスタートします。右脚を上げて左脚1本で立ち、バランスが取れたら目をつぶります。足裏で重心位置を感じましょう。そして10秒キープします。10秒経過したら両腕をアドレスの位置に戻します。これを朝晩1セットずつ1日2セット行いましょう。(10秒×2セット)
Exercise 2
トップの姿勢で片脚立ち&目をつぶる
両脚立ちでトップの形を作った姿勢でスタート。左脚を上げて右脚1本で立ち、バランスが取れたら目をつぶります。バランスのいい軸を意識しましょう。そして10秒キープし、10秒経過したら両腕をアドレスの位置に戻します。同じく朝晩1セットずつ1日2セット行います。(10秒×2セット)
●ここに効く!
バランス感覚を磨くエクササイズです。目を閉じているので三半規管が鍛えられます。前傾姿勢を保ちながらバランスを取るのでお腹とお尻を鍛えるのにも有効です
●どんな効果が?
スウィング中のバランスがよくなり、スウィング軸がブレないショットが身につきます。傾斜地でのショットでもトップが安定し、フィニッシュが決まるようになります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年3月19日号より