【らくトレ】Vol.189「ペットボトル」スウィングでバランス力アップ
トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、バランス力を鍛え、ブレないスウィング軸を作るエクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Nanoka Hagiwara(ゴルル)
メニューNo.189
「ペットボトル」スウィングで
バランス力アップ
水の入ったペットボトルは自宅でトレーニングする際のお手軽な器具になります。2Lのペットボトルに水が満タンの状態で使うのもありですが、バランス系の種目には、水を半分入れた状態で使うのがおすすめです。水が左右に動いて体のバランスが崩れそうになるのを足でしっかり踏ん張ることで、体幹に刺激が与えられます。
エクササイズ2は足を前後に広げ、ペットボトルを左右に振ります。振り幅は肩幅より少し広い程度で、左右均等に振ります。頭と足は動かさず肩と腕だけを動かします。最初はゆっくり動かし、徐々にスピードを上げます。10回振ったら足の前後を入れ替えて同様に10回振ります。
エクササイズ2は同じ動きを片足立ちで行います。どちらのエクササイズもひじを曲げると難度が下がり、ひじを伸ばすと難度が上がります。速く振ることより軸がブレないようにバランスをキープすることを優先してください。
Exercise 1
足を前後に広げペットボトルを振る
水を半分入れた2Lのペットボトルを両手で持ち、足を前後に広げた姿勢でスタート。頭と足を動かさずに肩と腕の動きでペットボトルを左右に振ります。軸がブレない範囲でできるだけ速く振ります。10回振ったら足の前後を入れ替え、同様に10回振ります。(各10回×1セット)
Exercise 2
片足立ちでペットボトルを振る
水を半分入れた2Lのペットボトルを両手で持ち、片足立ちの姿勢でスタート。頭と足を動かさずに肩と腕の動きでペットボトルを左右に振ります。左右の振り幅が同じになるように意識します。振ることよりもバランス重視でブレない軸をキープしましょう。(各10回×1セット)
●ここに効く!
体がブレやすい姿勢でバランスを取りながら重いモノを左右に振ると、肩周りの筋肉に刺激が入ります。また、足をしっかり踏ん張ることでお腹とお尻にも刺激が入ります
●どんな効果が?
軸がブレないように上半身を回す動きが身につき、スウィング軸が安定します。バランスが悪い状態で軸を保つコツがわかり、傾斜地でのショットが得意になります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2023年12月19日号より