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【らくトレ】Vol.181 指の曲げ伸ばしで脳に刺激! 体を思いのままに操れるようになる簡単トレーニング

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、体を動かす能力を高められる簡単なトレーニング法を教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Rinako Kurokawa(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.181

指の曲げ伸ばしで
コーディネーション能力を高める


運動能力を高めるにはストレッチやトレーニングが効果的ですが、コーディネーション能力(機能性)を高めることも大切です。コーディネーション能力とは、簡単に言うと体をイメージ通りに動かす能力です。神経系に働きかけるトレーニングを行うとコーディネーション能力を高めることができます。今回は両手の指先を動かすトレーニングを2パターン紹介します。

エクササイズ1は両手の指を親指から小指の順番に伸ばすのと、小指から親指の順番に曲げるのを繰り返します。左右同じ指を動かすので、それほど難しくありません。エクササイズ2は両手の指を右から左の順番に伸ばすのと、左から右の順番に曲げるのを繰り返します。こちらは左右別々の指を動かすことになるので難度が上がります。最初はゆっくりで構いませんが、慣れてきたら徐々にスピードアップして10回繰り返します。朝晩1セットずつ、1日2セット行ってください。


Exercise 1
親指から小指、小指から親指の順で曲げ伸ばし

両ひじを体につけ、前腕を前に伸ばし、手をグーに握った姿勢でスタート。両手を親指から小指の順番に伸ばし、手が開いたら今度は小指から親指の順番に曲げます。これを10回繰り返します。最初はゆっくりで構いませんが、慣れてきたら徐々にスピードアップします。(10回×2セット)

Exercise 2
右から左、左から右の順で曲げ伸ばし

エクササイズ1と同じ姿勢でスタート。こちらは両手の指を右から左の順番に伸ばします。そして手が開いたら今度は左から右の順番に曲げます。小指と親指、薬指と人さし指など、左右別々の指を動かすので難度が上がります。これを10回繰り返します。1日2セット行うと理想的です。(10回×2セット)

ここに効く!
脳からの運動指令を指先に伝えるトレーニングになります。運動神経がいい(悪い)という言葉があるように、運動指令に従ってスムーズに体が動かせるとゴルフにも大いに役立ちます

どんな効果が?
運動指令によって体を動かすコーディネーション能力が高まりますから、ショットの感覚がよくなります。アプローチやパッティングで繊細なタッチが出せるようになることも期待できます

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年10月24日号より