【らくトレ】Vol.165 体を素早くねじる運動でスウィングスピードをアップ!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回はヘッドスピードをアップするための効果的なトレーニングを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Shinji Osawa MODEL/Yurie Atsumi(ゴルル)
メニューNo.165
速筋を強化する“ねじりトレ”
スウィングは一瞬の動きなので、遅筋よりも速筋が優位な運動です。そこで今回は速筋を鍛えるエクササイズを2種類紹介します。
エクササイズ1は下半身を固定した状態で上半身を素早く90度ねじって戻します(ツイスト)。このエクササイズはとにかく速く動かすのがポイントです。1秒で90度ねじって戻すくらいのスピードを意識しましょう。パパッとねじって戻したら、いったん静止してから2回目を行います。それを10回繰り返します。右サイドにねじるときは右足を前に出し、左サイドにねじるときは左足を前に出します。
エクササイズ2は上半身を固定した状態で下半身を素早く90度ねじって戻します。軽くジャンプして90度ねじり、ジャンプして戻します。こちらも瞬間的にねじって戻したら、いったん静止してから2回目を行います。どちらも左右10回ずつを1日2セット。少しハードなので2日に1回がちょうどいいでしょう。
Exercise 1
上半身を素早くねじる
右足を前に出し、胸の前で棒を持った姿勢でスタート。下半身を固定した状態で上半身を右サイドに90度ねじって戻します(最速ツイスト)。1秒でねじって戻すくらいのスピードで動かします。右ツイストを10回やったら今度は左足を前に出し、左ツイストも同様に行います。(左右10回×2セット)
Exercise 2
下半身を素早くねじる
エクササイズ1は下半身を固定した状態でしたが、2は上半身を固定した状態で下半身を90度ねじって戻します。軽くジャンプして90度ねじり、ジャンプして戻します。こちらも左右10回ずつ行います。胸の向きが変わらないよう素早くスタンスを入れ替えます。(左右10回×2セット)
●ここに効く!
上半身と下半身の速筋を鍛えるエクササイズです。速筋は加齢によって衰えやすいので、定期的に刺激を与えることで動きのスピードを維持することができます
●どんな効果が?
スウィングの動きが速くなるのでヘッドスピードがアップします。また、軸回転が安定するのでスウィングのバランスがよくなり、動きもスムーズになります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2023年6月27日号より