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【らくトレ】Vol.164 ひじから先をくるくる回すだけ。肩周りの動きがスムーズになる簡単エクササイズ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、肩周りのインナーマッスルに刺激を与え、スムーズなスウィングを手に入れるための簡単エクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Rinako Kurokawa(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.164

ひじから先で円を描く


上半身と下半身の捻転差を作るためには、肩をしっかり回して胸椎を開くことが重要です。アマチュアは肩周りが硬く、スムーズなスウィングができないケースが多く見られます。そこで今回は肩周りの柔軟性を高めるエクササイズを紹介します。

エクササイズ1は片手バージョンで、2は両手バージョンです。動かし方はどちらも同じです。肩とひじの位置を固定し、ひじから先で円を描くように動かします。そうすると肩や肩甲骨周りのインナーマッスルに刺激が入ります。ひじを肩の真横にポジショニングしないと肩に適切な刺激が入りません。ひじや肩が前に出ていないか確認しながら行ってください。最初から両手を一緒に回せる人はエクササイズ2だけでOKです。右回りと左回りを20回ずつ行います。写真は直立姿勢ですが、上体がブレてしまう人はイスに座って行ってもいいです。肩に刺激を入れることを最優先します。


Exercise 1
片手を上げひじを支点に手先で円を描く

直立して右手を上げた姿勢でスタート。肩とひじの位置を固定し、ひじから先で円を描くように手先を動かします。そうすると肩のインナーマッスルに刺激が入ります。最初はゆっくりで構いません。慣れてきたら速く動かします。右回りと左回りを20回ずつ。左手も同様です。(左右20回×2セット)

Exercise 2
両手を上げひじを支点に手先で円を描く

直立して両手を上げた姿勢でスタート。肩とひじの位置を固定し、ひじから先で円を描くように手先を動かします。エクササイズ1を両手同時に行う形になります。最初から両手でできる人はまとめてやればOKなのでこちらだけで構いません。右回りと左回りを20回ずつ行います。(左右20回×2セット)

ここに効く!
ひじから先で円を描くことによって、肩や肩甲骨のインナーマッスルに刺激が入ります。そのためには肩とひじの位置を固定し、上半身がブレないことが大事です

どんな効果が?
肩の動きが滑らかになるほど、両ひじが体から外れにくくなり、スウィング軌道がオンプレーンになります。ひじ引けやオーバースウィングなどの矯正にも効果があります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年6月20日号より