【らくトレ】Vol.162「片足立ち&ひざ下回し」で股関節の動きをスムーズに!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回はスウィングで重要な股関節の動き滑らかにする簡単エクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Rinako Kurokawa(ゴルル)
メニューNo.162
片足立ちでひざ下を回旋
股関節の動きが硬くてスムーズにスウィングできないアマチュアはとても多いです。その体の状態でレッスンを受けたり、練習をしたりしても正しいスウィングはなかなか身につきません。まずは股関節の動きを滑らかにするエクササイズに取り組んでほしいです。股関節がスムーズに動くようになるとスウィングは劇的に変わります。
2種類のエクササイズを紹介していますが、動かし方はまったく同じです。片足を上げ、ひざを動かさずにつま先で円を描くように足を回します。右回りで10周したら、今度は左回りで10周。それが終わったら足を入れ替え、同様に左右10周ずつ回します。棒の支えなしでスムーズに回せる人はエクササイズ2だけでOKです。バランスが崩れてしまう人は素振り用のバットやゴルフクラブなどで体を支えます。最初はゆっくりで構いません。慣れてきたら徐々にスピードアップしてみてください。
Exercise 1
棒を支えにして片足で立ち、ひざ下回し
棒を支えにして片足を上げた姿勢でスタート。ひざを支点につま先で円を描くようにひざ下だけを回します。右回りで10周したら左回りで10周。それが終わったら足を入れ替えます。左足を上げるときは棒を右手に持ち替えます。そして左右10周ずつ回します。(左右10回×1セット)
Exercise 2
支えなしで片足で立ち、ひざ下回し
●ここに効く!
スウィングで最も重要な股関節の可動域を広げ、動きを滑らかにします。股関節は球関節ですから360度スムーズに動くと日常生活もゴルフも大きく変わります
●どんな効果が?
股関節が滑らかに動くようになると、上半身と下半身の捻転差が作れるようになり、スウィングが安定します。回転もスムーズになり、インパクトの力強さが増します
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2023年6月6日号より