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ティティクル、ヘジン、古江彩佳…2022年は米女子ツアーもルーキーが大活躍!

今季は国内女子ツアーでニューフェースが次々優勝を飾ったが、米女子ツアーでも22年はルーキーの活躍が目立った一年だった。

米女子ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのはタイのA・ティティクル。シーズン2勝を挙げただけでなくトップ10入り17回を数え、一時は新人ながら世界ランク1位にも輝く大活躍を見せた。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーのポイントランキングでは、韓国のチェ・ヘジンが2位。チェは優勝こそなかったものの、トップ10が16回。賞金ランクはティティクルに次ぐ6位にランクインしている。

日本勢も健闘。ルーキーポイント3位だった古江彩佳は7月のスコットランド女子オープンで初優勝したほか、5月のバンク・オブ・ホープLPGAマッチプレーでも決勝に進出して2位。CMEグローブポイントランキング17位に入り、世界ランクも畑岡奈紗に次ぐ日本勢2番手の22位。古江の名を世界にアピールした一年となった。

ルーキーポイントでは5位にとどまった渋野日向子だが、ベスト10に7回入り、賞金ランクでは29位の古江を上回る27位。出場23試合で100万ドル(約1億4000万円)超えを達成した。

上位5人のうち4人がアジア勢。タイ出身の選手が同賞を獲得するのは2年連続3度目で、ゴルフ界の台風の目になりつつある。

宮里藍のルーキーイヤー(06年)もM・プレッセルら注目選手が活躍し、「ルーキーの当たり年」といわれたもの。

さらにさかのぼって福嶋晃子がルーキーとして2勝を挙げた99年もキム・ミヒョンと賞レースを盛り上げ「今年の新人の活躍は本当に凄いと関係者に言われました」と福嶋は語っていた。

今年もまさにその当たり年。ちなみに日本人でルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを獲得したのは90年の小林浩美・現JLPGA会長ひとりだけ。

福嶋や宮里も上位に入るも、一生に一度の賞に輝くことはできなかった。

ハイレベルなツアーで大健闘した古江(PHOTO/Takahiro Masuda)

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月20日号より