Myゴルフダイジェスト 2021年 春
本格オープン

ミケルソンに続き、今年はデュバルがシニア入り。「最もゴルフが簡単に思えた日」を語る

週刊ゴルフダイジェスト
2021.02.05

デビッド・デュバル(49)がマジックナンバー「59」をマークしてから22年が経った。本人が語った“自分が絶頂だったころ”。

彼がツアー史上3人目の50台をマークしたのは1999年のボブ・ホープクライスラークラシック(現アメリカンエキスプレス)最終日。最終18番パー5でピンまで残り220ヤードを5番アイアンで2メートルにつけイーグルを奪って59を達成し、優勝。最終日にこの数字をマークしたのはデュバルだけだ。

「あれは人生でもっともゴルフが簡単に思えた日だった。たしかすべてのパットの距離を合計しても15メートルちょっとだった」というから、いかにショットがキレていたかがわかる。

調べてみるとその日デュバルが沈めたもっとも長いパットがPGAウエスト(パーマープライベートC)の14番で3メートルだった。

同組で回っていたジェフ・マガートは「今日はパー2の設定だったっけ?」と苦笑いするほどデュバルのプレーは圧巻だった。

「デビューから7年はゴルフがすごく簡単だった。59はあのときだけだけれど、あと2回くらい50台のチャンスがあった。でも次の7年は苦しみしかなかった。それがゴルフ」

タイガー全盛期の99年、デュバルは世界ランク1位の座をライバルから奪い頂点に立った。だがメジャー勝利は01年の全英オープンだけ。ショットの不調でピークからあっという間に転落。やがて試合で彼を見ることはなくなった。

15年からはゴルフチャンネルの解説者を務めているが、今年11月、満50歳の誕生日を迎えるにあたりシニアツアー入りを真剣に考えているという。タイガー親子が出場して話題になったPNCチャンピオンシップには15歳の息子ブラッドリーくんとのペアで出場。14位に終わったが「順位以上にゴルフの調子は良かった」とか。

50歳のデュバルがエージシュートするには少なくとも9年はかかりそうだ。

シニアツアーであの頃の輝きを取り戻せるか。(写真は2001年WGC EMCワールドカップ。PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2021年2月16日号より