レッスン
ギア
プロ・トーナメント
コース・プレー
雑誌
マキロイ連覇で9度目の“世界ランク1位”に
バックナイン
PGAツアーの「ザ・CJカップ」でローリー・マキロイが22-23年シーズン初勝利を挙げた。大会連覇を果たし、20年7月以来2年3カ月ぶりに世界ランク1位へと返り咲いた。
サンデーバックナインで4バーディを奪いリードを広げたが、17番と18番はパーセーブできず連続ボギー。それでもK・キタヤマに1打差で勝ち切り、「最高のスタートが切れた」とマキロイは新シーズン初優勝に達成感をにじませた。
1年前ラスベガスで開催された同大会で勝ったことがナンバー1復帰への足がかりだった。その前月（9月）、ライダーカップで欧州は大敗を喫し、悔し涙を流した。当時の世界ランクは16位。一念発起しつかんだザ・CJカップの優勝でトップ10（8位）に浮上した。
以降15試合に出場し優勝3回、トップ10入り12回、トップ5に10回。しかもすべてのメジャーで8位以内に入り、ザ・CJカップの連覇でツアー通算23勝目、自身9度目の世界ランク1位に輝いた。
「この場所（No.1）に戻るため、この12カ月懸命に取り組んできました。ヘビー級のボクサーが失ったタイトルを奪い返したみたい」と言うと目に涙を溜めた。
この1年はまた、LIVゴルフの出現によりゴルフ界が大きく揺れた年でもあった。一貫してツアーのレガシー継承者としての立場を守ってきたマキロイにとって、今年達成した3回の優勝がLIVとの確執においてタイムリーなものだった。LIVがロンドンで開幕戦を行った裏でマキロイはカナディアンオープンに優勝。8月下旬にはC・スミスら多くの選手の移籍がささやかれるなかツアー選手権を制し、3度目の年間王者に輝いた。そして彼は「ここがゴルフをするのに最適な場所である」というメッセージを発信した。さらに今回の勝利はLIVのシーズンフィナーレ直前。それぞれの節目でマキロイは「自分の仕事」をやり遂げた。
次なるチャレンジは14年以来遠ざかっているメジャー制覇だ。
週刊ゴルフダイジェスト2022年11月15日号より
こちらもチェック!
PGAツアーアジア担当ディレクターのコーリー・ヨシムラさんが米ツアーのホットな情報をお届けする隔週連載「PGAツアーHOTLINE」。第38回のテーマは「LIVゴルフ」に対するPGAツアー選手たちの動きについて。 ARRANGE／Mika Kawano PHOTO／Blue Sky Photos 一匹狼たちが一致団結して助け合う 盛況に見えるPGAツアー……
24年1月、タイガー・ウッズとローリー・マキロイが“新リーグ”で対決!? 新リーグとは、先日タイガーとマキロイが設立したTMRWスポーツ社が新たに発足したゴルフリーグ「TGL」のこと。“リアル”なスタジアム型コースと“バーチャル”なコースでの戦いは月曜夜のゴールデンタイムに生中継されるとあって、国内外から大きな注目を集めている。「タイガーの体の調子を考えて対戦の時期を考えた」とマキロイ。同……
PGAツアーのプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」でローリー・マキロイが前代未聞の珍事件に遭遇していた。 それは大会3日目のこと。ウィルミントンCCの15番パー3でティーショットをピンまでおよそ5メートルに乗せたマキロイがグリーンに上がると不思議な光景が。2人1組で一緒に回っていたS・スターリングスのボールがバンカー内にあるにもかかわらず、自分のボール以外に1つ、ボールがグリーン上にあ……
史上最多タイのツアー82勝を挙げているタイガー・ウッズ。あまりにもトロフィの数が多すぎて、「行方不明のものもあるらしい」とローリー・マキロイが明かしていたが、15個あるメジャーのトロフィに関しては、どうやら整然と収納されているらしい。 全英オープンの前週に出場したプロアマ終了後、タイガーは記者から獲得したクラレットジャグ（全英のトロフィ）の置き場所を尋ねられた。「4つのシェルフ（棚）がある……
