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【新春インタビュー#3】小祝さくら「運を引き寄せるため〇〇を掃除しています」

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Arihara Hiroaki

笹生優花、古江彩佳、原英莉花、小祝さくら。2020年の賞金ランク上位4人のフレッシュな女子プロたちにリモートインタビューを敢行。2020年を振り返ってもらうとともに、2021年の豊富を語ってもらった。3人目は、20年ゴルフ5レディスで優勝し、賞金ランク自己最高の4位に入った小祝さくらだ。

GD 昨年を振り返ってください。

小祝 試合数は例年の半分ほどでしたが、それ以上にしっかりやったイメージです。終盤はショットが荒れ、耐えて予選落ちは防ぐというゴルフで納得いかずに終わってしまった。ショットとパットがどんどん悪くなり、試合しながら修正点に気づけなかった。だから、すごく良い年だった感じではなくて……でも、ショットの調子が悪くてもマネジメントで何とかできるようになったとは思います。

予選落ちが減った要因にマネジメント力アップを挙げた小祝。「ピンポジションを前日に必ずヤーデージブックに書くようにし、夜寝る前にコースチェック。1ホールずつここに打つ、ここはダメとマネジメントしながらイメージラウンドするようにしました」


GD 12月の全米女子オープン初参戦の感想は?

小祝 すごく楽しみにして行きましたが、想像以上にコースが難しくて。別のコースを2つ使うという形式でしたが、2つのコースを一気に覚えるのって案外大変。初めてのコースでしたし、特徴が違う。全体的には距離が長くてフェアウェイが狭く、少しラフに行くと木が影響する。グリーンは大きくて傾斜がかなり強い。砲台もある。芝もティフトンがあったり、池も多くて、少し曲げるとすぐに池ポチャ……さすがのセッティングで、難しいホールが続くので気が抜けないコースでした。日本にはない感じです。そんななかで上手い選手をたくさん見て、ショットの精度に大差はなくても、曲げたときの対応力や、パットやアプローチに差があると感じました。

GD 今年も1勝しました。試合の流れはどう作りますか?

小祝 優勝するときもですが、いい流れのときは、無意識にすべてが上手くいく。ラッキーも含めてですが、そういう感覚を何回も経験できれば引き寄せられるようにもなるのかなと。じつは私、運を呼び寄せられると聞いたのもあり、トイレや水回りの掃除は結構するんです。コースやホテルで(笑)。

GD 束の間のオフ。何をして過ごしましたか?

小祝 自主隔離中にはNetflixを観たり、パズルをしたり。でも、夜はパット練習や素振りをしていたんですよ。年末年始は(地元の)北海道で、カニや年越しそばやお雑煮を食べましたね。恒例のカラオケには行けなくて残念。初詣はなんとか行けました。

GD 今年の目標は何ですか?

小祝 課題はパッティング。ダメな点はとくに“転がり”。順回転に打てていない。フェースが開いたり閉じたり、返ったりすることも多く、打ち出した瞬間、ラインに乗せられていないのがわかります。オフにはこれを解決する練習法を見つけ、ラインの見方などもイチから確認したい。年始すぐに始動し、コーチたちと鎌ヶ谷で練習、その後宮崎合宿です。目標は、年間3勝。先の目標は賞金女王かな。下の世代にも本当に上手くて勢いのある子が多いのでモチベーションにして頑張りたいです。こんな状況でも応援してくださる方がたくさんいます。会場に来ていただける日が早く来てほしいですし、今年は皆さんの前で、盛り上がるなかで優勝を届けたいです。

週刊ゴルフダイジェスト2021年1月26日号より

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