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【新春インタビュー#1】原英莉花「夢は幸せになることです!」2020年躍進の女子プロ4人を直撃

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Arihara Hiroaki

笹生優花、古江彩佳、原英莉花、小祝さくら。2020年の賞金ランク上位4人のフレッシュな女子プロたちにリモートインタビューを敢行。2020年を振り返ってもらうとともに、2021年の豊富を語ってもらった。まずは、メジャー2勝の活躍をみせた原英莉花から。

昨年は日本女子オープンというビッグタイトルでツアー2勝目を挙げた後、最終戦のリコーカップでも優勝し、メジャー2連勝でツアー3勝目を飾った原英莉花。

最終戦後、異例のシーズンを振り返って、「昨年は4日間の試合で勝てたのが大きいです。自分のゴルフ人生で大きな第一歩を踏み出せたような年になったかなと思います」と語った原。「点数をつけるとしたら81点。メジャーで2勝できたのはすごく大きいことで、2つ足したら100点あげたいくらいですけど、予選落ちも何度かありましたし、自分の波の荒さを痛感するので、そこがもう少し埋まればいいという思いから、19点減点しました」

印象に残る1打は、リコーカップ初日の2番パー5のイーグル。3打目がカップインした。昨年の“初”イーグルショットが最終戦で出たからだという。

日本一となった原に、師匠のジャンボ尾崎は昨年末、「今年いっぱいは優勝の余韻に浸ってもいいよ!」と言ったというが、年が明け、すでに余韻には浸ってはいないのが原の向上心だ。

メジャー優勝で国内複数年シードも獲得、海外にチャレンジしやすくもなった。
「世界ランキングを上げて、海外メジャーに出場したい気持ちもありますし、ゆくゆくは海外ツアーに行きたいと思っているので、一歩一歩自分で力をつけていきたいです」

2021年、原英莉花のどこを見てほしいか聞くと「ウェアとアイアンショットのキレ味です」という答えが返ってきた。より華やかなプロゴルファーになるため、そしてよりキレ味鋭いアイアンのため努力を惜しまず、心技体を磨き続ける。

贈られたジャンボのウェッジを、契約メーカーのミズノで同じように作ってもらい、それが原にマッチしはじめ良いプレーにつながった。「バンカーショットはじめ、フェアウェイ、ラフとしっかり自分が思う距離感を出せるという強みになった。自信にもつながりました」

目標は、「とにかく勝つ。勝負強く、粘り強く。そうして冒険心を持っていきたいです」。昨年獲得した「勝ち方」をさらに追究及していく。どんな冒険をしていくのかも楽しみだ。

あらためて、将来的な夢を聞くと、「米ツアーへの興味はありますし、もちろん賞金女王も狙いたいです。そして結婚など……幸せになることです」とファンには気になる発言で締めてくれた。

週刊ゴルフダイジェスト2021年1月26日号より