【スウィング研究】渋野日向子「再現性を求めて辿り着いた超フラット&ワンプレーンスウィング」
週刊ゴルフダイジェスト8月23・30日合併号の付録で、トッププロのスウィングを大研究。今回はその中から、全英女子オープンで目覚ましい活躍を見せた渋野日向子の最新スウィングをご紹介。
PHOTO/Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos
解説/早川佳智
1975年生まれ。スウィングとギアを愛し精通するプロ。東京五輪もボランティアとして参加するなど、どこにでも駆けつけ貪欲に日々研究をしている
再現性の高いスウィングが
完成しつつある
「トップでシャットの度合いが減ったように感じるので、体のキレがよくなったのでしょうね。フラットすぎるかもしれませんが、ワンプレーンで機械のように振るためにやっていると思うので、それをやり切っている彼女は凄いです。もし、フォローで右足がイ・ボミ選手のようにベタ足気味に振り抜けたら、クラブを体の内側に振り抜けるのでもっと精度の高いショットになると思います。これからが楽しみですね」
関節の柔らかさもあり、ひじを内側に絞り込むことができ、ひじをあまり曲げずに振り切れることができる。アドレスの形に戻しやすく、高い再現性を実現しやすい
フラットな軌道で、インパクトでも手元が低い状態を作ることができている。インサイドアッパーにボールをとらえられるため、スピン量を抑え、効率よく飛距離を稼ぐことができる
PGAツアーから日本の女子プロまで
最新スウィングを徹底研究!
週刊ゴルフダイジェスト2022年8月23・30日合併号より
こちらもチェック!
- トーナメントの練習日は、パット練習を「2球」で行う原英莉花。一般ゴルファーも、ラウンド前のパット練習では、2球または3球という人が大半だが、原をはじめ多くの女子選手が、試合直前のパット練習を「1球だけ」で行っていた。果たしてその理由とは? PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara スタート直前は1球練習がオススメ ラウ……
- 一般男性と変わりないヘッドスピードながら、コンスタントに250ヤード近く飛ばす女子プロたち。効率よく飛ばす秘密について、目澤秀憲コーチが注目したのはインパクトの形。効率よく飛ばす女子プロのインパクトは3つのタイプに分けられるという。 PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki 解説/目澤秀憲 松山英樹をマスター……
- 渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏が今ハマっているのが「お絵描き」だ。斉藤氏は、絵を描くこととゴルフの上達に密接な関係があると感じているというが、いったいどういうことなのか? 詳しく話を聞いてみた。 PHOTO/Shinji Osawa、Blue Sky Photos 渋野日向子は「お絵描き」が大好き 米ツアーに参戦中の渋野日向子を支える専属トレーナ……
- 今季から米国を主戦場とする渋野日向子や、ツアー2勝目を挙げ好調の池村寛世が得意としている「直ドラ」。ティーアップせずに地面から直接ドライバーで打つのは我々一般ゴルファーにはレベルの高いテクニックに思えるが、「アマチュアにも直ドラは大きな武器になる」と小林大介プロは言う。その真意を深堀りしてみよう。 PHOTO/Yasuo Masuda、Shinji Osawa、Takahiro Masud……