全英Vからわずが5日後に…キャメロン・スミスが“釣り”の試合でもあわや優勝!?
全英オープン優勝からわずか5日後となる7月22日、キャメロン・スミスがビリー・ホーシェルと組んでフロリダのトーナメントに出場し、優勝争いを演じていた。といってもゴルフではない。「キングフィッシュトーナメント」という海釣りの大会だ。
コロナ禍の影響を受け、今年は久しぶりに開催されたとあって、参加チームは343チームに上ったが、なんとスミスチームは6位という好成績。これはキングフィッシュ(ヒラマサ)2尾の重さを計測して順位を争う大会で、午後3時の時点で、スミスチームはゴルフでいう“クラブハウスリーダー”だったが、その後、続々と大物釣りのチームが帰着。残念ながら順位を落としていったが、343チーム中6位は大したもの。
スミスチームの最大魚は、ホーシェルが釣った13.5キロで、2番目はM・レイシュマンのキャディの父親が釣った13.4キロ。「こんな大物を釣り上げたのは初めて。スミスは自分よりはるかに多く釣ったけど小さかった(笑)」とホーシェル。全英ではスミスが250万ドル、ホーシェルが約12万ドルの賞金を獲得したが、今回はチーム賞金が1500ドルとわずか。しかし、ともに楽しみリラックスできたようだ。
スミスの釣り好きはよく知られており、トーナメントにはキャディバッグとともに、釣り竿を持って行くこともしばしば。ゴルフコースでプロたちは水を嫌うものだが、意外と釣り好きは多い。古くは、N・ファルドやP・エイジンガーが釣り好きとして知られ、タイガーは、潜って銛(もり)で突く“スピアフィッシング”が趣味。日本でも小田孔明や小山内護、葭葉ルミなど釣り好きを挙げたらキリがない。先日は原英莉花がカジキを釣り上げた写真が話題を呼んだ。
同じカーボンシャフトを使用する競技として、釣りとゴルフはやはり親和性が高いのだろうか。
週刊ゴルフダイジェスト2022年8月16日号より
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- 1月のセントリー、3月のプレーヤーズ選手権に勝った勢いのまま、圧巻のプレーで全英オープンを制したキャメロン・スミス。週刊ゴルフダイジェストは、全米オープン、全英オープンを目前に控えた6月、スミスに単独インタビューを行っていた。そこでスミスが語ったのは、メンタルコーチの存在だった。 取材・撮影/田邉安啓 キャメロン・スミス1993年、オーストラリア・ブリスベン生まれ。聖地セント……