＜大東建託 いい部屋ネットレディス／滝のCC（北海道）／6560Y・パー72／7月21日〜24日＞
PHOTO／Sinji Osawa

1週間のオープンウィークを経て再開した国内女子ツアー。北海道・滝のCCで行われた「いい部屋ネットレディス」を制したのは、地元・苫小牧出身の菊地絵理香だ。

菊地は2日目に大会コースレコード「63」をマークし首位に立つと、得意の逃げ切りでツアー通算5勝目を挙げた。

「ずっと追われるのは辛いですけど、逃げ切りたい! という思いでラウンドしました。18番まで勝てるとは思わず、プレーオフも覚悟していましたが、プレッシャーに負けず優勝できたことは、少し自信になりました。5勝すべてが逃げ切り優勝で、それが私のスタイル、私らしさなのかなって思いました。

地元での優勝も初でしたが、今回はそれもあってすごく緊張しました（もう吐きそうになるくらい……）。プロ同士の会話でも地元で勝つことの難しさは聞いていたし、実際自分も実感していました。それが達成できたことは嬉しいですし、最後までやり切れたことでとても気分がいいです。地元ファンの声援が大きな力になりました。まだ北海道はあと2試合あるので、気を緩めず頑張っていきたいです」

24年ぶりに地元・北海道出身の選手が優勝を達成。菊地の活躍が地元ファンを大いに盛り上げた!

パットの調子がよかったという菊地は「ニチレイレディスで優勝した西村優菜ちゃんのストロークのリズムや打つ時の始動を参考にしました」と語った

一時は首位に並び、最終ホールまで菊地を追い上げた三ヶ島かなは1打及ばず惜敗

＜大東建託 いい部屋ネットレディス・最終成績＞

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月9日号より