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【日本ゴルフツアー選手権】3打差からの逆転優勝! 比嘉一貴が今季2勝目。全英の切符もゲット

<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ/宍戸ヒルズCC 西C(茨城)/7387Y・パー71/6月2日〜5日>
PHOTO/Hiroyuki Okazawa

茨城県の宍戸ヒルズCC西Cで開催された国内男子メジャー初戦「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は、トップと3打差でスタートした比嘉一貴が逆転で優勝。今シーズン早くも2勝目を挙げた。

3日目に「65」を出して18位タイから一気に3位タイに躍り出た比嘉一貴。最終日は首位と3打差でのスタートとなったが、上位陣がスコアを伸ばし切れないでいるなか、2イーグルを奪った比嘉がスコアを4つ伸ばし、逆転優勝。4月の関西オープンに続く今季2勝目を挙げ、賞金ランクもトップに躍り出た。

この優勝で国内ツアーの5年シードだけでなく、「全英オープン」と欧州ツアーの「BMWインターナショナルオープン」の出場権も獲得。「新しい目標に向けて頑張れるのが嬉しい」と初めての海外メジャー出場に心を躍らせた。

これが入れば国内メジャー初優勝!という最終ホールのバーディパットもど真ん中から沈めて、このガッツポーズ

そんな比嘉に最後まで肉薄したのが、ツアールーキーの岩﨑亜久竜(あぐり)。

「最近ショットの調子がいい」(岩﨑)と本人が言うように、序盤から得意のアイアンでバーディチャンスを作り、出だしの3連続バーディで首位に躍り出た。6番で左の林に入れて、スコアを落とすも、そのすぐあとの7番パー3で狭いところに切ってあったピンを果敢に攻めてバーディを奪取。さらに優勝争いのなかで見せた17番、18番のティーショットは完璧な球で、彼のショットの質の高さはもはや世界クラスと言えるかもしれない。

岩﨑は昨年から本誌連載でもおなじみの黒宮幹仁コーチに師事し、ショットやショートゲーム、そしてマネジメントなどの改善を図ってきた。その黒宮コーチは岩﨑をこう評している。

「もともと身体能力が高くて、ショットのポテンシャルも高い。飛距離も平均で300ヤードは出ます。また、エイムポイントを習いに行ったり、ゴルフにとっていいものはいろいろと勉強している。彼の一番いいところは、『試合のための準備をちゃんとやれる』こと。誰が何と言おうと同じことをやり続けられるし、それを疑いなくやっているのが凄い」

アグリが優勝する日も、そう遠くはなさそうだ。

「最終ホールまで優勝争い
できたのは自信になった」

試合後、優勝争いを終えてあと一歩何が足りなかったのかを岩﨑に聞くと、「気合が入ってくると、振れてきて、振りすぎちゃう。タイミングも早くなってくるので、そこを練習のようにいつでも同じリズムで振ることが課題です」

黒宮コーチが名古屋から駆けつけた

ホールアウト後に岩﨑に声をかける黒宮コーチ。スタジオのある名古屋から急遽、会場に駆けつけ、この日は一日、教え子のプレーを見て、ハラハラドキドキだった

< BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終成績>

優勝比嘉一貴-12
2位大槻智春-11
3位岩﨑亜久竜-10
4位A・クウェイル-9
5位T・ペク-8
6位パク・ウンシン-7
7位T平田憲聖-6
7位T星野陸也-6

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月21日号より