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【全米プロはこの3人に注目!】タイガー・ウッズ「上体の力みが取れればチャンスあり」

今週開幕の全米プロ、注目3選手のスウィングを紹介。まずは、マスターズでケガから復帰し、4日間戦い抜いたタイガー・ウッズのスウィングを横田英治プロに解説してもらった。

PHOTO/Blue Sky Photos、Yasuhiro JJ Tanabe、KJR

解説/横田英治
“タイガー世代”のプロコーチでタイガーマニア。教え子の岸部桃子が今シーズン好調を維持

昨年12月に行われたPNC選手権で1年ぶりに試合復帰したタイガー。そのときのスウィングと、4カ月後のマスターズでの最新スウィングを比べてもらった。


「マスターズでも、復帰した時からスウィング自体に変化はありません。右脚に負担をかけないように軸を左に寄せて振っていく、スタック&チルトを応用した振り方です。切り返しでの沈み込みは少なく、静かな動きで、ヘッドとシャフトに仕事をさせていくイメージです。ただ、PNC選手権の時は、息子のチャーリーくんとのダブルス競技でしたので、かなりリラックスした状態。対してマスターズは本気の“試合モード”のせいか、上体に少し力みが見られます。下半身が使えないぶん、上半身の力で飛ばす必要があるため、フォロースルーで拳ひとつぶん左に突っ込んだ状態になっています。わずかな変化ですが、結果として、マスターズではタイガーらしくないミスも見受けられました。とくに大きかったのがアイアンショットで、ピンから15ヤードもショートするなんて、通常のタイガーではありえません。それが出たのは、上体の力みによるもの。とはいえタイガーですから課題を自認していると思いますし、ショートゲームは相変わらず抜群。今年と同じサザンヒルズCCで開催された07年大会のチャンピオンでもあります。本人が『勝負できる』と感じて出場を決めたはず。右脚の状態は大きく改善されたとは考えにくくコースもタフなセッティングになりますが、期待して見守りたいです」

2021年12月 PNC選手権

2022年4月 マスターズ

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より