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お騒がせ男デシャンボー。実は「ゴルフを辞めても構わない」と思うほど悩んでいた?

21年ゴルフ界の主役としてまず思いつくのがブライソン・デシャンボーだ。ブルックス・ケプカとの確執&和解、世界ドラコン出場と数々の話題を提供してくれた彼だが、実はゴルフをやめる寸前だった?

ケプカとの不仲エピソードがメディアを賑わすと、ケプカは「ゴルフ界にとって話題になるのはいいこと」と楽観的だったが、デシャンボーは「ゴルフをやめよう」と思うほど精神的なダメージを受けたという。

ギャラリーからケプカのニックネーム“ブルクシー”コールを受け、コロナのワクチンに対する懐疑的な発言を批判され、長年連れ添ったキャディとも決別。そのたびにSNSは炎上し、「まるで拷問を受けているようだった。SNSのバッシングは自分にとって全く必要はない。この舞台を去ってもこれから幸せな人生を過ごせると思った。ならばやめても構わないと」。こんな衝撃的なことをデシャンボーは語っている。

傷心の彼を救ったのが俳優クリス・ブラッドのこんなアドバイス。「コースにいるときの君とそれ以外の君をきっちり分ければ良いのでは? コースでは皆が望むデシャンボーという架空のキャラクターを演じ、コースを離れたら本当の自分に戻ればいい」

彼が演じる架空のキャラクターがバッシングを受けても本物の自分が感知しなければ悩むこともない。デシャンボーは「それを今実践しようと頑張っている」。どうやらデシャンボーは、ゴルフは豪快だが、中身は超繊細のようだ。

一方このオフ、ケプカは婚約者のジェナさんと一緒にスキーを楽しむ姿をSNSにアップしている。多くのゴルファーは「ケガが怖いから」とウィンタースポーツに尻込みするがひざに爆弾を抱えるケプカはお構いなし。ジェナさんいわく「彼は無事よ」。繊細なデシャンボーに対してケプカはかなり図太い。

人知れず悩んでいたというデシャンボー(写真は2021年全米オープン。PHOTO/Blue Sky Photos)

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より