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【マイナビABCチャンピオンシップ】「3勝目まですごく長く感じた」浅地洋佑が大混戦を制す

<マイナビABCチャンピオンシップ/ABCゴルフ倶楽部(兵庫)/7217Y・パー72/11月4日~7日>

終盤まで大接戦となったマイナビABCを制したのは、プロ入り10年目の浅地洋佑。2年ぶりのツアー3勝目を挙げた。

PHOTO/Hiroaki Arihara

最終組でスタートした3人、堀川未来夢、石坂友宏、浅地洋佑の三つ巴の戦いとなった最終日。14アンダーで並んで迎えた17番パー4で、浅地がミラクルショットを連発する。ラフからのセカンドは左の林をものともしない高弾道ショットでグリーンオン。7メートルのバーディパットをねじ込み、一歩リード。最終18番パー5でも、バーディパットをしっかり沈め、石坂、堀川を振り切って優勝した。

「何度も優勝のチャンスがありましたけど勝てなかったので、3勝目まですごく長く感じました」と安堵する浅地。4勝目もそれほど遠くはないに違いない。

4度目の最終日最終組で再び2位となった石坂は、「相手じゃない、コースと向き合ってどう攻めていくか。改めてわかった」。パットイップスに悩んでいた堀川は、「久しぶりにまともな人間らしいパッティングをしたような感じだった」。2人の勝利も近そうだ。

賞金王争いも熾烈になってきた。残り4試合、目が離せない戦いは続く――。

熾烈を極める賞金王争い!

木下稜介
1億86万9647円

最終日スコアを崩して43位タイに終わったがランク首位は死守。気持ちを切り替え、キレのあるショットでファンを魅了した先に、目指す賞金王はある 

<マイナビABCチャンピオンシップ・最終成績>

優勝浅地洋佑-16
2位T石坂友宏-14
2位T堀川未来夢-14
4位片山晋呉-13
5位T杉山知靖-12
5位T稲森佑貴-12
7位T鍋谷太一-11
7位TS・ビンセント-11
7位T金谷拓実-11
7位T谷原秀人-11

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月23日号より

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