「ゴルフができる喜び」コロナ復帰の松山英樹が“思い出の地”でメダルに挑む!【東京五輪】
27日、東京五輪ゴルフ競技の公式会見に臨んだ松山英樹。29日から始まる本戦に向け、意気込みを語った。
7月2日、米ツアー「ロケットモーゲージクラシック」2日目に、新型コロナウイルス陽性が判明し、大会を棄権した松山。今季最後のメジャー、全英オープンも欠場を余儀なくされ、この東京五輪が復帰戦となる。
「当初は(陽性の結果が出てから)10日間で陰性が出るとは言われれていなかったので、10日目に陰性の結果が来たときはすごく嬉しかった。ゴルフができる喜びがあった」と語った松山。症状も回復しているというが、体力的な部分ではどうか?
「昨日初めて歩いて1ラウンドして、思ったよりできたなという印象。試合での集中力などはまだ想像ができないのでなんとも言えないが、そこは気持ちでカバーしていきたい」
会場となる霞ヶ関CCは、アマチュア時代の2010年にアジアアマチュア選手権で優勝し、マスターズ出場の権利を得た思い出深い場所。出場した11年のマスターズでローアマを獲得し、10年後の今年、マスターズで優勝。
「ここは“自分が変わった場所”。本当に思い入れのある場所なので、今回ここでいい成績を出して変われたらな、と」
マスターズ制覇という日本人初の快挙を成し遂げた男は、貪欲にもまだ「変わろう」としている。東京五輪でまたひとつ、ゴルフの歴史を変えてくれるだろうか。
練習ラウンドで「ゴルフができる喜び」に浸る松山。その先に待ち受ける「変化」に期待したい。初日はオーストラリアのマーク・レイシュマン、カナダのコーリー・コナーズとの組み合わせで8:41にスタート
取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)