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あのマイケル・ジョーダンからのメールを既読スルー!? 強心臓プロ・バーナーⅢ

前出の記事では、SNS発信に余念のないプロを紹介したが、超有名人からのメールをスルーしてしまったPGA選手もいる。

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メールをスルーしてしまったのは、世界ランク81位、アフリカ系アメリカ人プロのハロルド・バーナーⅢ(30)で、メールの送り主はバスケの神様、いやアメリカのスポーツ界の神様、マイケル・ジョーダン。ただ「スルーした」とはいえ、7時間後には返信したというのでギリギリセーフ!?

バーナーⅢは、実はバスケットボール経験者で「ゴルフをしてなかったら、バスケットで世界最高の選手になりたかった」と豪語していたプロ。そんな彼に、友人が「僕のボスからテキストメッセージが届くから」と伝えてきたという。そのとき、バーナーⅢは「ボスとは誰のことだろう?」と、45分も考えたという。

しかし、友人に「君のボスって誰?」とは確認しなかった。すると、しばらくしてマイケル・ジョーダンから「(私の)ブランドに君を迎えることができたらうれしいよ」といった内容のメッセージが届いたという。しかし、なぜかピンとこなかったバーナーⅢは返信せず練習ラウンドへ。こともあろうか「練習しているうちにメールのことを完全に忘れてしまった。ホテルに戻って思い出し、妻に話したら『えっ、マイケル・ジョーダンからメールが来たの?』と驚かれたんだ」。事の重大さに気づいたバーナーⅢが返事のメールを送ったのが、ジョーダンからメールが届いてから7時間後。

もちろん“神様”は「返信が遅い」などと腹を立てることもなく、バーナーⅢは無事「ジョーダンブランド」と契約締結。帽子、シャツ、シューズまで、ジョーダンブランドでかため、試合に出場中。めでたし、めでたし!?

キャップとポロシャツのロゴがジョーダンブランドの証し(Photo by Jared C. Tilton/Getty Images)

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月6日号より