【小祝さくら ゴルフときどきタン塩】Vol.91 生活、出発時間、距離感、くしゃみ。自己管理はしっかりと!
小祝さくら「ゴルフときどきタン塩」
国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも、プロ2年目の2019年以降着実に優勝を重ね、すでにツアー通算10勝以上を誇る実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。
撮影/本人提供 イラスト/オギリマサホ
>>前回のお話はこちら
- 国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも、プロ2年目の2019年以降着実に優勝を重ね、すでにツアー通算10勝以上を誇る実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。 撮影/本人提供 イラスト/オギリマサホ >>前回のお話はこちら 小祝さくらは自分を見つめる能力が高い。自分がわかって……
小祝さくらは自己管理がしっかりしている。
トレーニング、練習、オンとオフの切り替え……日々の生活を規則正しく過ごしている。
昨年、手首のケガで試合を休まざるを得なくなり急に自由な時間ができたとき、最初はNetflixを夜遅くまで見て翌朝11時に起きていたけれど、「私生活が乱れた気がして、これはよくないなと思い、1週間くらいでやめて、そこからは気を付けるようにしています」とすぐに自己をコントロールできるのだ。
試合の日はいつも、スタート時間から逆算して、さくら自身がマネジャーやキャディに集合・出発時間などスケジュールを連絡する。しかし当日集合場所には、なぜか毎回20分早く行っている小祝さくら。
本人は「念のため」と言うが、周りはちょっぴり「集合時間の意味がないのでは……」と思ったりする。しかし、そういうことを深く考えてはいけない。
最近では、周りに気を使ったからか、「出発時間」が「リアルタイム」に変わったという。それでも結局、10分前には来ている小祝さくらである。
これこそが、小祝さくらなりの時間管理術なのだ。自分が決めたことにはきちんと従い、テキパキ動くことができる。
しかし、決して自分や周りを縛りはしない。常に余白も持っていることが、無理のない自己コントロールにつながっている。
たとえば、今シーズン課題にしている100ヤード以内の距離感も同じだ。小祝の距離感は、“振り幅”が基本。GCクワッドを使い、距離だけはしっかり数値を計測しながら練習している。
「距離以外の細かいデータを見ているわけではないんです。この振り幅でこの距離飛んでいるということをチェックしながらやっています。普通のアマチュアの方はそういう機会がなかなかないので難しいですけど、自分が思い切り振ればどれくらい飛ぶか、振り幅ごとの距離は把握していないとダメです。75ヤード打ちたい、65ヤード打ちたいとなったときに、自分で振り幅を把握している人は少ないと思うので、そのへんを練習でやり込んでほしいと思います。数字を見ながら練習することも大事。私は基本10ヤード刻みで練習しています。それができていればあとの5ヤードは“だいたい”で構わないと思います」
“きっちり”と“だいたい”の絶妙な融合こそが、小祝さくらの魅力なのだ。
ちなみに、くしゃみの大きさもコントロールできるらしい。
「普通にハクションというときと、小さくクシュンというときと使い分けているんですよ。家でテレビを見ているときなどは、大きなくしゃみです」
これは、自己コントロールなのか、謎の特技なのか。引き続き小祝さくらを注意深く見ていきたい。

ホテルの部屋も整理整頓する小祝。細かい性格ということではなく、自己管理ができている。だから、プレーも切り替えが早いのです!

こいわい・さくら。1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、17年のプロテストで合格。19年初優勝、20-21年は5勝を挙げ最後まで賞金女王を争う。22年2勝、23年1勝、24年2勝、25年も1勝を挙げ、ツアー通算12勝。「梅雨ですね。気持ちだけは楽しんでいきましょう」
週刊ゴルフダイジェスト2026年7月14日号より


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