【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.3「今週はオープンウィーク。体に痛みがあり休養しました」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
PHOTO/BKコーポレーション

>>前回のお話はこちら
- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ3戦目は「コロガードクラシック」です。アリゾナにあるコースで、砂漠のような小高い丘に芝が敷かれています。アメリカに多い、池が絡……
今週は試合がないオープンウィーク。1カ月ぶりにテキサス州フリスコのレンタルハウスに戻ってきました。
先週の「コロガードクラシック」で体の右側の腰やお尻を痛めてしまい、週の前半はその休養にあてました。なぜ右サイドが痛むのか? これは師匠・芹澤さんにも指摘されていたのですが、ダウンスウィングからインパクトにかけて右サイドが下がってしまっていたんです。その結果、右側に大きな負担がかかっていたのではないか、そう考えました。自己診断ですけどね。
それで静岡・浜松にいるトレーナーに連絡を取り、相談しました。今まで感じたことのない痛みだっ たので、病的な可能性もあるかもしれないと思ったからです。ただ、トレーナーのアドバイスもあり、痛みはだいぶ解消されました。まだ体の心配はありますが、この歳ですからね。
週の後半はダラス近郊のTPCラスコリナスで3日間ほど、練習をしました。練習環境としては最高です。ドライビングレンジは350Y近くあり、芝から打てます。コースも池やハザードが効果的に配置され、戦略性が高いです。芹澤さんのアドバイスを受け、右サイドを高くして振り抜く練習にも取り組みました。両肩を水平に振るようなイメージに近いですが、まだまだほど遠い感じです。TPCラスコリナスは「バイロン・ネルソンクラシック」が開催されたコースで、この一帯がリゾート地になっています。リッツカールトンのホテルもあって、すごく巨大なリゾートって感じです。
日曜にはバスケの試合も見に行きました。とても楽しかったです。
来週からカリフォルニア→カリフォルニア→フロリダの3連戦です。時差もありますし、かなりきつそうです。PGAツアーチャンピオンズで戦うには、慣れなくてはなりません。このきつさも当たり前になるでしょう。


写真左/TPCラスコリナスの練習グリーン。写真右/ネルソンゴルフ&スポーツクラブにはTPCラスコリナスとコットンウッドバレーの2コースあります
ホールインワンの反響でたくさん連絡がきました
「コロガードクラシック」でのホールインワンは動画で見られるので、たくさんの方からお祝いの連絡をいただきました。ありがたいことです。1週間ずっとフリスコで過ごしたのは初めてでしたが、いい休養になりました


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年4月8日号より